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雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…
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今年もとうとう最後の日となりました。
当然のように殆どの皆様は既にお正月休みでしょう。
そうではない方々、ご苦労様です。<m(__)m>

毎年の事ではありますが、年の瀬には一年を振り返るものでございます。今年も例年同様に、良い事も悪い事も沢山ございました。二十代前半に街では有名なクラブのママに、こんな事を言われた事を思い出します。
「良い事だろうが、悪い事だろうが、何か有った日は良い日なんだよ。」その頃まだ小僧だった私は「悪い事が有ったら全然良い日な訳が無えだろ。何言ってんだこの婆ぁ。」なんて思っておりました。

ですが今になって考えると、悪い事が有れば落ち込んだり理由を考えたりと、色々そこから学ぶ事が多かったりするものです。逆に良い事も悪い事も無かった日を思い出そうとしても、何事も無過ぎて記憶にすらありません。下手をすると誰と話したか、何を食ったか、行った場所すらも思い出せません。何事も無かった日から得るものは少ないという事なのでしょう。些細な出来事にも一喜一憂する事が大切なのかなぁ、とママの言葉を噛みしめております。

そんな良い事も悪い事も含めた一日が、なんと365日分!
簡単に振り返れるものではございません。ですから細かい事を振り返るのは、この際ヤメにいたします。大雑把な大局だけを振り返り今年を締め括ってしまおう、と思っております。

今シーズン、例年と大きく違ったのは私の精神面でございます。
一つは酒をやめ一年経ち、少し大人になった事であります。もう一つは非常に身軽だった事。昨年の秋に逮捕の可能性が浮上し収入源の大半を人に譲ったのです。なので今年のスタートは何も無い状態から始まりました。文無しになった訳でもなく、切羽詰まった感もありませんでしたので、変にさっぱりした気分になりました。不良がこんな事を言うのも変ですが、仕事に追われる事が無くなった爽快感とでも言うのでしょうか。

若い者達が正業で育っていくのもまた楽しみであります。雛鳥が巣立つのを見守る母鳥のような心境でございます(笑)。若干早目かなとは思いますが、そろそろ私の仕事も終了かなぁなんて思っております。諸先輩方にはお叱りを受けるかもしれませんが、この業界でトップまで昇りつめようという気概は持ち合わせておりません。我がの意地さえ通せれば、どこの業界にいても同じだと考えております。

少しだけ自由な気分で始まった、そんな新年でありました。
上半期、気分こそ違えど起こる事はいつも通りでございます。日々楽しく暮らそうと努力はしておりますが所詮は裏稼業、トラブルは付き物であります。かれこれ十数年、こんな暮らしを続けておりますと、やはり感覚が麻痺してくるのでしょう。バイオレンスに満ちた出来事も、当たり前の事のように頭の中で処理されていく感じがいたします。

さて今年の後半はと言いますと、一番大きな出来事はこのブログを始めた事かもしれません。私が今まで見てきた事、そして感じてきた事を何かの形に残してみたいなぁ・・・と。死ぬ気はさらさらありませんが、意味合い的には遺書のようなものでしょうか(笑)。それともキリスト教で言うところの懺悔のようなものなのでしょうか。

とにもかくにもこのブログ、始めて良かった事ばかりでございます。まず自分の思考を整理しなおし、再確認する事ができました。怒りの基準、行動の基準、そう喜怒哀楽の基準を改めて見つめなおす良い機会になったのではと思っております。いつでも『自分はどこに向かっているのか?』という事を考えております。自分が何になりたいか、最終的な目標も未だ見えてはおりませんが、力強く探して行こうという姿勢だけは確認できた気がいたします。

正直、これほど多くの皆様の目に留まるとは想像しておりませんでした。そして、これ程までに共感を頂くなどとは、もっと想像しておりませんでした。不思議な感覚でございます。今まで生きてきて、見ず知らずの方々に応援して頂くなどとは考えた事もございませんでした。もちろん多少の非難も受けてはおりますが、言われて当然と真摯に受け止めております。

私共の業界・・・、世間では賛否両論様々な言われ方をしております。ヤクザ、極道、暴力団、非合法集団、犯罪者集団、呼び方ですらバラバラであります。我々と接点の無い方々にとっては、蛇蝎のように忌み嫌われて然るべき存在なのであります。今現在そんな業界に身を置いているような馬鹿者の言葉に対し、きちんと興味を持って読んで頂き、そして温かいご意見まで頂くなんて・・・。
驚きを通り越して、只々感謝でございます。<m(_ _)m>


『縁』とは大切且つ不思議なものであります。
人と出会い、繋がり、そしてその繋がりがまた更に拡がって行く・・・、それが『縁』でございます。『縁』というものが、ネットという特殊な環境の中にも確実に存在している事を知りました。1億を超える日本人の中で、偶然にも縁が在り、互いに言葉を交換し合う。なんとも素敵な事であります。

どうやら言葉には幾分の『温度』があるように思います。このブログを始めてから何度も何度も『温かい言葉』に遭遇いたしました。新しい縁が拡がりを見せる度に、言葉の持つ『温度』を実感しております。そして『温かい言葉』に触れる事を、とても大きな喜びと感じております。そんな日々の喜びを与えてくれたブログと言うツールに、ネットに、ここに辿り着いてくれた皆様に、これまた感謝の気持ちで一杯でございます。<m(__)m>


今年も劇的な一年と言う程の大袈裟な年ではなく、無難に過ごす事ができたように思います。一月一日に突然何かが切り替わる訳でもございませんが、来年もまた日々精一杯前のめりに生きて行こうと思っております。

平成十八年、お世話になった皆様、ありがとうございました。
言葉で言い表すのが難しい程に感謝をしております。<m(__)m>

縁あって当ブログに辿り着いた皆様、来年は皆様におかれましても幸せに満ちた一年になる事を願っております。


皆様、佳い年越しをお過ごし下さい。<m(__)m>

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私も
ネットという媒体を通じてでの縁を思います
リアルで見えないからこそ、その人の本質がみえる場所なのかもしれません
逆に全くの別人になりきれる場所でもある訳ですがw
何にせよ、私も今年は縁あって皆様とお知り合いになれた事を嬉しく感じているひとりです
神谷さまの文章は読んでいて好感がもてます
少しずつバックNo.も読ませていただこうと思っております
では今年もよろしくお願い致します
めのう URL 2007/01/01(Mon)00:29:38 編集
ありがとうございます。
こんばんは、めのうさん。

ネットは不思議な物ですね。数年前までは事務的な事以外は有害に感じていたのですが、今では私自身が大きな恩恵を受けているようです。皆様のお言葉が、私の精神面に良い影響を与えてくれております。感謝ひとしおであります。

こちらこそ今年も宜しくお願いいたします。
【2007/01/02 17:23】
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神谷 仁
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