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雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…
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改めまして、明けましておめでとうございます。
久しぶりの更新になってしまいました(汗)。
皆様はどんな年末年始をお過ごしだったのでしょう。
年末年始も関係なくお仕事をされていた方も数多くいらっしゃると思います、ご苦労様でしたm(_ _)m。
私はいわゆる『地元組』、地元生まれの地元育ち、そのまま地元に根をおろした者であります。年末年始、ゴルデンウィーク、お盆、常に帰ってくる者を迎える立場でございます。日本中に散らばった友人・知人達が一斉に帰省し、その度に『飲み会』が行われるのです。先方からすれば1回~2回の飲み会かもしれませんが、こちらはたまったもんじゃありません。一日に二つも三つもの集まりを掛け持ちするなんて・・・、売れない演歌歌手のようなもんです。
皆それぞれに生活がございます。正月休暇も仕事始めも帰りの飛行機もバラバラであります。独身であれば帰省中のスケジュールも多少自由が利くのですが、家族持ちだとそうもいきません。親には孫を見せなければなりませんし、よその土地から連れて来た嫁をほったらかして自分だけ呑みに行く訳にもいきません。やはり結局はこっちが、彼らのスケジュールに合わせてやらなければいけません(汗)。
スケジュールもバラバラなら、趣味嗜好もバラバラであります。
居酒屋で満足な者、カニ等の特産品を食いたい者、色気を求める者、皆好き勝手でございます。一日に何軒かの居酒屋を廻るとグルメレポーターの大変さがよく解ります。そんな事を数日も続けると普通のメニューに飽きてしまい「一体誰が注文するんだこんな物」という物を食べてみたりするようになります。それを通り過ぎると『冷奴』とか『ナメコおろし』ばかりを注文するようになってしまいます。どの店もそれぞれ美味しい物を出しているのですが、しばらく居酒屋には行きたくありません(汗)。
面倒臭いのは、色気を求める馬鹿者共でございます。
我が街は、本州に比べるとキャバクラも風俗も安いのであります。低料金にもかかわらず美人が多い事でも有名です。こちらで言う『キャバクラ』は本州で言うところの『ランパブ』みたいな、少しエロいお店の事なのです。せっかく懐かしい面子が十数人も集まっているのに、必ず途中でキャバクラに行きたがる馬鹿がいるものです。それと風俗に行きたくて12時前に帰ろうとする奴も多くいます・・・(汗)。普段顔を合わせる機会なんてあまり無いのに、シモの方が大切なんでしょうかねぇ・・・。がっかりしてしまいます。
30日の晩、高校の同期生が男ばかり20数人で集まりました。一次会は気の利いた居酒屋で、二次会は私の知り合いの店を開けさせ貸しきりで呑んだのです。30人程しか入れない小さな店ですが、PM10時から貸切り飲み放題時間無制限で一人3000円です。安いっ!店側も最大限に気を使ってくれ、和気藹藹と呑んでいたのですが、やはり風俗に行きたいから帰るという馬鹿が二人出たのです。しかも『地元組』の人間です、・・・がっかりであります。
かなり気分を害したのですが怒っても盛り下がるだけなので普通に「おう!帰んな、帰んな。」と言いました。なのにその馬鹿が、さらに私に向かって「どっか紹介してくれ!」とほざいたものだから大変であります。かなり本気で頭にきました。
しかし怒鳴るような事があればせっかく集まったのに、皆に嫌な思いをさせてしまいます。仕方なくそいつらの首根っこを捕まえてカウンターの端に座らせ耳元でボソッと言いました。
「同級生だからって、あんまり調子こいて勘違いすんなよ。せっかく内地から帰ってきた奴とか、地元でも何年か振りに来た奴も集まってんだぞ。こんな集まりは毎年有る訳じゃねえだろ。地元の人間っちゅうのは帰ってきた人間を迎えるもんだろ。それが何よコラ、女抱きてぇから帰りますってかコラ。昔のダチよりそっちの方が大切って事か?俺はそういう薄っぺらい知恵遅れが大っ嫌いだからよぉ。帰るんなら帰れや、俺にはその程度のダチも知り合いも要らねぇからよ。明日からそこら辺で見かけたら、やっちまうぞ手前ぇ。そこら辺もう一遍考えろやコラ。」
※(皆様によくメールやコメントで普段の話し方について質問を頂きますが、普段の話し方はこんな感じであります。ラ行は殆ど巻き舌で非常にガラの悪い喋り方をします。もちろん敬語でキチンと話す事も可能です(汗)。)
私が言い終わると二人は「ゴメン、そこまで考えてなかった・・・。」と。
それを聞いて私も安心し、自分の言葉遣いの悪さを謝り、二人と乾杯しなおし、そして又全員で呑み直しました。その店にもダーツが有ったのでダーツ大会をやったり、カラオケで騒いだりと結局大騒ぎの宴となりました。夜中の1時を過ぎてパラリパラリと帰る者が出始め、最終的に3時でお開きになりました。
私は全員を見送った後もその店に残り、他のダーツ仲間を呼んでもう一騒ぎしてから帰りました。
1月2日の晩、東京から帰省中の幼馴染の女と二人で呑みに出ました。小中高と同じ学校に進み、何度も同じクラスになった事のある女であります。バツイチで相当な美人、そして私の事を下手な男友達よりも良~く理解してくれています(笑)。なかなか毎年とはいきませんが、なるべく正月には一緒に呑む事にしているのです。禁酒前、最後に酒を呑んだのはコイツとであります。去年は私がウーロン茶だったので、一緒に酒を呑むのは2年ぶりでした。
彼女と呑んでいる時に30日の出来事を話しました。
「アンタは変わんないね~、怒るポイントが(爆)♪ いきなりブン殴らなかっただけ大人になったんじゃないの~(爆)♪」
子供の頃から変わらぬ笑顔で爆笑されてしまいました。
彼女に言わせれば、私は小学生の時からあまり変わっていないらしいのです(汗)。まぁいつも笑顔で言われているので勝手に良い意味に解釈しております。変に自分を飾る事も無く、余計な虚勢を張る事も無く、幼馴染と呑むのは実にいいものであります。
やはり地元に残った人間は、他所から帰った友人をいつでも温かく迎えなければならないものだと思うのです。そんな義務など微塵もありませんが、逆の立場であれば相当嬉しい事だと思うのです。正月と言わず、いつ帰っても迎えてくれる・・・、そんな地元で在り続けてやりたいのであります。
どこで骨を埋める事になっても、自分の故郷を自慢しろ!
地元の人間の温かさを忘れるな!
・・・そう思っております。
「私もいつかこっちに帰って来たいなぁ~♪」
幼馴染の言葉を聞いて、私も嬉しく思います。