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雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…
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アメブロの方を見て頂いてる方は御存知でしょうが、最近私は農村をメインに走り回っております。
そこで感じる事のお話です。
離農について、マスコミの連中は必ずと言って良いほどに後継者不足と報じます。
後継者不足・・・
一言で片付けてしまうのは簡単ですが、そこには色んな要因があるものです。
単に農家に男の子が生まれないのか、農家の仕事はツラいのか、農家の仕事は格好悪いのか・・・
そうではございません。
農家に子供が不足しているワケでも、仕事が極端にツラかったり汚いワケでも無いのであります。
要は儲からないワケです。
儲からん・・・、という表現には多少語弊があるかもしれません。
儲からんどころか、食うにも困るような場合があるのです・・・。
作付面積に対しての補助制度などが有りまして、規模の大きな農家はそれなりに儲かっております。
家も立派ですし、機材も新しく、後継者もいる場合が多いのです。
まぁ、パッと見で立派でも内情は借金だらけなんて例もございますが、それは脇に置いておきます・・・。
問題は、中・小規模の農家であります。
助成金の対象にもならず、悲惨な現状にある場合が多いのです。
誰がそんな悲惨な商売を自分の大事な子供らに継がせるでしょうか・・・。
人の親である以上、自分の子供には幸せになって欲しいと願うのが当たり前であります。
仮に子供らが継ぎたいと言っても、親ならば絶対に継がせないでしょう・・・。
考えてもみて下さい。
ん千万の学費をかけてでも、医者は自分の子を医者にしようとします。
最近めくれた大分の事件・・・、教員は卑怯な手を使ってでも自分の子を教員にしようとします。
議員は、利権を手放したくないが為に自分の子を議員にします。
良い商売だと解っていれば、自分の子に継がせたいと考えるものなんです。
それが、親ってものなのです・・・
私が普段、離農したお年寄りと世間話をすると、やれ土の作り方がどうの、天候がどうの、と良い作物の作り方を誇らしげに教えてくれるんです。
その時の表情は、自信に満ち生き生きとしております。
彼らは、自分の仕事を愛し、誇りを持っています。
農家をヤメて何年も経つ人達の家庭菜園・・・、土が信じられないぐらいフッカフカなんです。
「良い土を作れば、良~い野菜ができるんだよ。(笑)」
実に良い笑顔で教えてくれます・・・。
親から知恵と土地を受け継ぎ、そしてその仕事を愛し一生懸命働いて・・・
その愛する仕事を自分の子に譲れないのです・・・
どこの親が食っていけない仕事を子に押し付けますか?
どこの阿呆が食っていけない仕事を選びますか?
食い物作る人間が食っていけねぇんじゃ、話にもナンにもなりません!
決して、後継者が不足しているワケでは無いのです。
単純に、国策が間違っているのです。
これは、1次産業全てに言える事でしょう。
漁業、酪農業、林業・・・etc、全てにおいて共通の問題なのです。
儲かる・・・、とまでは行かなくても、せめて不自由無く食っていけるような方策が必要なのです。
国で大金かけて歌舞伎やら能やらの世襲制を守ってる場合では無いんです・・・
アホらしい・・・( -.-)..。ペッ
食料は、国の礎であります。
食料を他国に依存すると言う事は、命綱をその国に渡すと言う事なのです。
アメ公に、豪州に、チャンコロに・・・、命綱を預けている状態なのです。
本当にこれで良いのでしょうか・・・
人が生きていく為には、食い物が絶対に必要なのです。
農業・酪農業・漁業、これらを疎かにすれば、いずれ国は衰退するでしょう。
今は銭と商才だけで何とか形になっているものの、将来的に国民生活は辛いものになっていく一方だと思います。
完全な独立国家と言っても過言ではない『キューバ』という国。
『国民全員で食料を作る!』という思い切った方針を掲げ、今では世界でもトップクラスの有機農業を実践しております。
そして、食料に溢れた豊かな国になりつつあるのです。
キューバは現在、医療体制も世界一と言われております。
指導者の信念と手腕を褒めるしかありませんね。(- -)(_ _)
福田首相が改造内閣を発表いたしました。
そんなもんを改造する前に、手前ぇの頭を改造しろってんです!
食料・・・、大切だと思います。
それを作る人たちには、それなりの報酬を与えるべきだと思います。