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雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…
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反骨精神という言葉がございます。
【権威・権力・時代風潮などに逆らう気骨】と辞書に載っておりました。
純粋なものとは口が裂けても言えませんが、私共もこの精神を少なからず有しております。
『反骨精神』、私にとっては、とても大切なコンテンツであります。
ガキの頃から知らない内に、支えてきてくれたような、縛られてきたような、不思議な感じがいたします。
「ん?そりゃちょっと違うだろ」と頭の片隅に浮かぶと、白黒が付くまでスッキリしなかったのであります。ここ数年で少しだけ大人になったらしく、白でも黒でもないものが存在するんだ、という事を認められるようになってまいりました。
白黒以外のものを認めるのに、約30年も費やしてしまいました(笑)。
以前に紹介したエニアグラム(9つの性格)で、私はタイプ8(最も攻撃性の強いタイプ)に分類されておりました。人にはそれぞれどうしてもこだわってしまう部分『囚(とら)われ』というものがあり、タイプ8の『囚われ』は『力』であります。エニアグラムの本を人から頂き、自分のタイプの分析を初めて読んだ時、子供時代からずっと見られていたのかなと思うほど的確に私の性格を表現されていて、ひどく驚いてしまいました。
騙されたと思って一度御自分のタイプを診断してみてください。
エニアグラム診断
"http://shining.main.jp/eniatest.html"
私は子供の頃から、自分より強い者・集団・上下関係などに過敏に反応してしまうのです。自分が納得し認めた人間には手放しで応援し、その人間を邪魔する人間は無条件で排除してしまおう、といったスタイルでした。他から力を押し付けられると、激しく怒りを覚え徹底的に闘いを挑むのです。力というものに異常に反応し、勝つ事にも異常な執着を持っておりました。
「仲間の敵は自分の敵だ、だから全部やっつけてしまえ!」なんてトンチンカンな理由で、いちゃもんをつけられた側としてはたまったもんじゃありません。今考えると、私が『理不尽な力』そのものだったのではないか・・・と思うのです。上からの力を一番嫌っていた人間が、結局は自分も人様に対して同じ事をしていた訳でございます。
我ながら不細工で格好の悪い話でございます。
子供時代は、所詮学校程度の小さなコミュニティの中での暮らしであります。その片隅で少し頭のおかしいガキが、暴君と化していても社会になんら影響を与えることはありません。しかし大人になって、大きな人間社会で暮らしていくとなると、全く別な話でございます。筋立てて物事を考え、人様の中で暮らしていく事を考えなければいけません。
時間こそかかってしまいましたが、よく私のような人間がそんな考え方をできるようになったなぁと、自分でも感心しております。まぁ私の場合、唯一尊敬できるたった一人の兄貴分が、言葉ではなく『背中』で『生き様』でそれを教えてくれたからなのですが・・・。
お陰さまで、ある程度正しい『反骨精神』が身についたのではないかと、ニンマリしております(笑)。
法律がどうであれこうであれ、良いもんは良い、悪いもんは悪い!
これが私共の『反骨精神』でございます。
兄貴が死んだら墓に向かってお礼を言おうと思っております。
生きてる間は絶対に言いたくありません・・・(-。-)y-゜゜゜