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雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…
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私共は非合法集団と呼ばれておりますが、さほど悪い事だとは思っておりません。決してすべての法律をシカトしているわけではございません(笑)。確かに法律の大半は必要かつ重要なものであると認識はしておりますが、所々に若干の苛立ちと、烈火の如き怒りを感じております。このテーマは重大でこの先何度も語らせていただこうと考えております。今回はその一部をお話ししたいと思います。
皆様は法律によって御自分の生活が守られているとお考えでしょうか?答えはyes。法律が持つ絶大な効力で私達は日々守られているのであります。法律が無かったらたったの一日で世の中無茶苦茶でございます。
『警察と裁判所』は合法・非合法の判定にたずさわる大切な仕事であります。法律の名の下に社会を守っている彼ら、非常にありがたい存在の筈であります。ところがどっこい、走っているパトカーや歩いている警官を見て「今日もありがとう!」と思う人は殆どおりません(笑)。
なぜなんでしょう(笑)?
警察という組織が間違っているのか、はたまた法律自体がまちがっているのか…。
法律とはもともと支配者が下に無理やり押し付けたルールであると考えています。ここの住人は年貢をいくら収めろだとか、払わない者には厳罰をだとか、要はさして理由も無く『金を払え!払わないならやっつけるぞ!』と言っているのと同じであります。その理不尽さに反乱が起きて、その度に『庶民派』の看板を掲げた偉い奴が登場して新たな法律を作る。この作業の繰り返しで発展してきた筈なのですが、重大な問題点があるのです。先に登場した『庶民派』の偉いおっさんは、あくまでも『庶民派』であって本当の『庶民』ではないのです。普通に考えても一般の庶民が法律を作る現場に居合わせてる方が不自然というものです。本当に庶民の側に立った法律など今だかつて作られた事などある訳がないと思っております。
だからと言って私共の悪事をあれこれと言い訳しているつもりはございません。法律がどうであれ違法は違法でございます。もし何かありましたらいつでも罰を受ける所存でおります。
弱肉強食の自然界のルールを敢えて無視し、人が人として弱者をも守りつつ繁栄していくための『法律』。
物資や食料の確保、心や精神の充足、争いや飢えの無い平穏な社会を円滑に作り上げる為の『法律』。
哲学者達が夢見たそんな『法律』は未だ夢のまた夢であります…。