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雲のように…月のように…

雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…

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法律 ②

私共の暮らしの場『繁華街』では毎日金と仕事にまつわる話が飛び交っております。よくある話としては「貸した金を返してくれない」「ホステスが店からの給料を貰えない・遅れている」「客がツケを払わない」「仕事を辞めたいのに雇い主側の都合で辞めさせてもらえない」「仕事を紹介して欲しい」こんな感じでしょうか。

例えばホステスが店から給料を貰えないといったケースでは、まず労働基準局に行き相談をする事から始まります。そして相談員に内容証明(この場合は給料を支払えという公式な請求書のような物)の書き方を教えてもらいそれを送付します。店側が素直に応じてくれなければ次は基準局から指導が入ります。指導と言っても責任者を呼び出し「ちゃんと払わないと、法律の何条・何項に引っかかりますよ。」程度のソフトな指導です。それでも店側が応じなければ弁護士を介して民事裁判となりますが、大抵の場合その前に泣き寝入りしてしまいます。

公的機関というのは所詮こんなものであります。決して基準局の職員や裁判所を馬鹿にしている訳ではございません。基準局の職員がどんなに親身になって行動してくれたとしても決められた手続き以上の事を彼らもできないのです。それ以上の事をやってしまえば今度は彼らが違法になってしまう訳ですから。真面目で人の良い職員は自分達の無力さに日々ストレスを溜めている事でしょう。まぁ普通の職員は気に留めた事も無いでしょう(笑)。

ホステスの話に戻りますが、給料をくれと言うのは誰が考えても正当な言い分です。この場合特別な理由が無い限り悪いのは店側でしょう。法律で解決するとなると前述のような結果になる、しかし泣き寝入りだけは絶対にしたくない。

そうなるといよいよ私共の出番であります。私共に取り立てを依頼する場合は通常『取り半』と言って取り立てた金額の半分が私達の手数料になります。基本は『取り半』ですが、ケースバイケースで最悪は只仕事の時もあります(苦笑)。それが高いか安いかは皆様の判断におまかせいたしますが、私の元には日々そういった相談が舞い込んでまいります。そして私共は日々それを両者納得のいく形で解決しております。先の話で店側が納得して支払わない場合、私はどんな事をしてでも首を縦に振らせるでしょう。多くは語りませんがどんな事をしてでもです。

当然これらの事は重大な違法行為であります。ですが私は反省する気も、改める気も更々ございません。ちゃんと働いた者が泣き寝入りをするなんざ、有って良い事ではありません。たとえ非合法な行為であっても「間違ってるもんは間違ってる!」それで懲役を喰らってもいたしかたございません。

しつこくなりますが私共の行為を正当化している訳ではございません、違法行為は何を言っても所詮違法行為でございます。決して人助けの為だけにやっている訳でもございません、いただく物はいただいております。ただこういう業界が存在し、それを必要とする人々も確実に存在するのです。

関係機関にちゃんとした権限を与えて茶々と問題を解決できるようにすれば私共の業界に助けを求める人はいなくなる筈なのですが…。
私はそうなる事を強く希んでおります。

まだまだ色々なケースがたくさんございます。
これからも一つずつお話したいと思っております。

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