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雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…
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気がつけばもう3月、随分と更新をサボッっております。
テレビでも盛んに言われておりますが、今年は『暖冬』の様であります。まぁ、人様に言われるまでも無く、充分に体感している訳なのですが・・・。
私共の土地では、2月中大半の日が最高気温もマイナスであります。気温が0度を越えツララから雫が垂れると「おっ、今日は暖かいなぁ・・・」なんて感じてしまうのです。ところが、今年に限っては、2月の殆どが日中プラスの気温だったのであります。さすがに夜は確実にマイナスの気温になるんですけどね(苦笑)。
道路も、大きな通りの殆どがアスファルト剥き出しの状態です。小さな中小路ではまだまだ雪が積って凍り付いておりますが、こんな年は初めてであります。例年よりも渋滞が少なく、皆喜んでおります。遠く離れた東京でも雪が一度も降らず、観測史上初めての事だそうです。
私共としては非常に嬉しいこの『暖冬』、しかしどうも笑い事では無さそうであります。どうやらこれは、地球の『温暖化』とかいうものの所為らしいのです。ここまで大きな問題になると、私共不良が口を挟む余地など一分の隙もございません。なんせ地球規模の話ですから・・・。とは言いましてもこの性分、一言二言は物申したくなるものです。
『地球温暖化』・・・、いろんな原因が重なり合って招いたもののようです。工業による二酸化炭素の大量排出、都市生活による二酸化炭素の大量排出、二酸化炭素を酸素に変える森林の伐採・・・etc。私は、科学者でも専門家でもありませんのでその程度の事しか存じ上げません。そこら辺の知識は持ち合わせておりませんが、最近の論争にはおかしなものを感じております。
米国の大統領選でブッシュに負けたゴアとかいう人が、世界中を周って温暖化を食い止める運動を行っております。まぁ、立派な行動であるし批判をするのは少しばかり気が引けますが、先ずは自国の中でアピールしたらどうなの?と思ってしまいます。二酸化炭素の排出量はアメリカがトップでございます。
自分の国も説得できない男が、他国を周っても正直なところどうなんでしょう。まぁ、立派な事なんですけど・・・。そして、偉そうに『京都議定書』なんてものを掲げた日本、国を挙げての努力などしているんでしょうか。日本人の一員である私は、温暖化対策としての努力などした記憶がございません。
報道する側はいつも「政府として対策が必要ですね。」だの「個々が意識を持つ事が大切ですね。」などと、シレ~ッとした顔で言っております。テレビ局のビルは、一体どれだけの電力を使うのでしょう。彼らは、エネルギーを節約しようという考えを持っているのでしょうか。もちろん、持っている訳がございません。
自分達ができていない事を、人様にやれと言うのが大きな間違いであります。国対国でも同じ事です。発展途上国に向かって森林を伐採するなとか、大規模な工業化をするなとか、大きなお世話というものです。先進国は皆、電気も水道も確保し、一人に一台の車を持って快適な暮らしをしております。途上国には「地球環境に悪いから、文明生活をするな!」、これじゃあ話の筋が通りません。
他人事としてテレビを観ている私でもそう思うのですから、直接言われた国の方は相当頭に来ている事でしょう。役人共に「無駄遣いはヤメましょう!」とか言われるのと同じです。「お前らにだけは言われたくない!」そんな風に思っている筈であります。
サクッとバッファローを全滅させて狂ったように牛を食う人種に、クジラのような知能の高い動物を食べるのは間違っている・・・と禁止される。核兵器を大量に配備した国々に「核は持つな!」と上から言われる。共産主義の自由すら無い国に、自国の教科書を否定される。使えない上司に仕事の仕方をうるさく指図される。
どれも似たような不快感を覚えます(怒)。
今の暮らしは、20~30年前と比較しても格段に快適であります。今更、昔ながらの生活に戻れるでしょうか。恐らく無理な事だと思うのです。どの世界であっても楽を覚えれば、それを求めるのが当たり前であります。だからこそ今の文明が存在するのです。
人は、色々な局面で物事を選択をし前に進んで行きます。今の快適な暮らしが『温暖化』を進めて来たのであれば、それは人類が好んで選択した道だという事になります。選択した道の先は『破滅』かもしれないし、『発展』かもしれません。それは人の人生と同じ事であります。
大きな一つの流れ、その先に何があろうと已む無し・・・と思うのです。
私共、北の人間にはちょっと嬉しい『温暖化』。
しかし、それによって沈んでしまう島国やそこに暮らす人々がいると聞くと、なんとも複雑な気分であります。
どこかの科学者が、一発で温暖化を解決するような機械でも開発してくれると良いなぁ・・・、なんて思っております。