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雲のように…月のように…

雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…

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暴力

【たかじんのそこまで言って委員会】というTV番組がございます。
本日のテーマの一つは『暴力団について』でした。
元公安の偉いオッサンをゲストに呼んで、『暴力団』の動向と是非について語っておりました。

番組のノッケから『暴力団!』の連呼であります・・・。
個人的な希望を申しますと、せめて『ヤクザ』と表現して頂きたかった気がいたします。まぁ、それはいつもの事なのでもう良いです・・・。
そして、出演者はこんな感じです。
司会  :やしきたかじん、辛坊治郎(読売テレビ解説委員)
パネラー: 三宅久之、金 美齢、鴻池祥肇、宮崎哲弥、橋下 徹、ケビン・クローン、桂ざこば、南美希子
ゲスト :菅沼光弘(元公安調査庁調査第二部長)

日曜のこの番組と、月曜の【TVタックル】はいつも楽しみに観ているのですが、今日は冒頭からの『暴力団』連呼に少しブルーな感じで観ておりました。ところが、私の予想と裏腹に番組自体はとても不思議な空気を漂わせて進んで行きました。普通であれば、有る事や無い事まで言われて徹底的に非難を浴びるのが、この手の番組の常であります。しかし、ゲストに呼ばれた元公安までもが暗に『必要悪である』という発言を繰り返しておりました。
以外であります(驚)。

『茶髪の弁護士』でお馴染みの橋下弁護士がこんな発言をしておりました。「弁護士が悪い。司法のシステムが悪い。金ばかり掛かってトラブルをすぐに解決できない弁護士よりも、安くて早いヤクザ屋さんの方に頼むのが当たり前だ!」
この人、絶対に弁護士協会から怒られますよ・・・(汗)。
まぁ、本当の事なんですけどね(笑)。

個人的な金銭の貸借などのトラブルは、民事裁判で争って長びけば1年以上かかる場合も普通にあるものなのです。弁護士に依頼するとなると少なからず着手金や、その都度その都度の相談料が必要になるケースもございます。そのくだらないシステムの中に居て、どうにもできないジレンマがきっと彼らにも在るのでしょう。

常々思う事なのですが、民事事件全てに於いて公的機関はきちんと機能していない気がいたします。例えば、1~2年前テレビで話題になった『騒音ババア』。あのラジカセをガンガン鳴らして布団を叩いていたキチガイ婆であります。被害者のお宅では数年間も警察に助けを求め続けていたそうです。各地で現在も起こり続けているストーカー問題も同じであります。

この程度の問題であれば、私共の手にかかれば瞬時に解決であります。しかしながら、ここで一つ新たに重要な問題が浮上してきます。それは、私共の解決方法であります。世間のご批判を覚悟の上で言わせて頂けば、その手段は大抵の場合『暴力』という事になります。言葉が通じない阿呆は殴るしか無い・・・、これが長きに亘る私共の方針であります。

常に最後は暴力で解決する・・・、決してそんな姿勢で物事に臨んでいる訳ではございません。しかし、私共は『実力行使』を必ず選択肢の一つとして持っている事は事実であります。そこに私共なりの『義侠の心』というものが存在しなければ、ただの『暴力』になってしまうのかも知れません。
とても微妙で難しいものであります・・・。


以前、ホストに結婚をチラつかされて200万も取られた看護婦が、人を介して私の元に相談に来た事がございます。まぁ、ホストなんざに引っ掛かった女が悪いと思って聞いていたのですが、ホストである事も後で判った事らしいのです。事情を聞いた後に、その馬鹿ホストの店に電話をかけてみましたら「僕ら、それが仕事ですからっ!」と言って一方的に電話を切られました。

大至急、その看護婦さんを連れて店に行きました。私はその馬鹿の顔を知りませんので、店に入ったらすぐにそいつを指差すように支持しました。彼女が指差した先の馬鹿ホストは接客中だったのですが、私はつかつかと歩いて行き無言のままいきなりブン殴りました。徹底的に・・・。あっと言う間の事でした。

その後、気絶している馬鹿の足を持って白いスーツを着た店長らしきホストの前まで引きずって行きました。「このクズがこの娘から200引っ掛けたらしいから大至急返せ!お前の責任でやれよ。明日の今頃取りに来るから用意しとけよ。」と言い残して帰りました。ほんの5分位ですから、警察が来る暇もありませんでした。

次の日、もしかしたら警察がいて逮捕まであるな・・・と思いながらその店に行きました。殴られた本人の姿は無く、白いスーツのホストが別室で待っておりました。ちゃんと200万プラス50万を用意して・・・。警察も呼ばず、なかなか大したものであります。

この件も知らない人間が見れば、異常なまでの『暴力』であります。いきなり店に入ってきた人間が、突然一人をグシャグシャにして帰って行くんですから尋常じゃありません。ですが、事情を知れば賛否両論の意見に分かれることでしょう。
それでも賛否両論なのでしょうけど・・・。


いつも申しておりますように、私共の業界を肯定する何物も持ち合わせてはおりません。私自身、『悪』であるのか『必要悪』であるのかさっぱり判りません。ですが、少しだけ言い訳をさせて頂けば、これでも私なりに正しいと思い行動しているのであります。法を管理する者が、私の行動を正しくないと判断し処罰を与えるのならば、それに殉ずる覚悟はしております。


前回の記事を掲載してほどなく観た番組だったので、色々と考えてしまいました。番組内では、批判と共に肯定に近い意見も多くて本当に驚いてしまいました(汗)。


最後に三宅の爺さんが「悪いもんは悪いんですよ!」と言ったのが印象的でした。


あの爺さん・・・、普段の私と同じ事を言っています(笑)。

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