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雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…
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先日、とても素敵な女性と約1年ぶりに長電話をいたしました。
中学、高校と一緒で10代の時に少しだけ付き合った人です。
理想の女性像を訊かれたら、いつも真っ先に彼女の名前を挙げております。まぁ、同級生にしか判らないのですが・・・(汗)。
恐らく、この先もずっと変わる事はないでしょう(笑)。
思えば、自分が好きになった人を幸せに出来る訳が無い、という妙な自信の無さは10代の時すでに始まっていたようであります。彼女の時も好きで好きでしようがなかった癖に、自分から逃げ出してしまいました。別れた後もよく連絡を取り合っていて、いくつかの約束をしたのです。
★彼女が結婚するまでは誕生日に花を贈る事。
★最低でも一年に一度は互いに連絡を入れる事。
★ちゃんとお互いに恋愛をする事。
★彼女が30を過ぎても結婚できなかったら私が責任をとって一緒になる事。
子供みたいですよね(照)。約束では無いのですが、以上に加えて彼女が結婚するまで私もしないという宣言が含まれました。なんとこの子供じみた約束、驚く事にビシッと守られたのであります。毎年毎年、馬鹿デカイ花を贈りました。そして、めでたく彼女は29歳で結婚いたしました。最後の約束まで行かなくて、残念だったようなホッとしたような、少し複雑な気分でした(笑)。
彼女から結婚の一報を受けた時の事を、今でもハッキリ覚えております。自分の事のように嬉しかったのであります。
その時、どうしても一つだけ聞かせて欲しい事がありました。
「今、幸せか?」
「うん。」
「これからもずっと幸せにして貰えそうか?」
「うん。」
「・・・・・・。」
何故か涙が出ました。
別れてから十年、ずっと幸せを祈り続けておりました。その間、私も多くの恋愛をしていますのでとても純愛とは言えませんが、本当に彼女の幸せを願っておりました。彼女を幸せにしてくれる人が見つかった事、そして昔の自分の選択が恐らく間違っていなかったのだという安堵感、色々な事が頭に浮かび自然と涙が溢れました。
今では子供も生まれ、優しい旦那様と幸せに暮らしております。毎年、彼女の誕生日におめでとうメールをする程度で、話しをする事はたまにしかありません。
今回の電話は、昨年の夏に共通の同級生が亡くなっていたのが今頃になって分かり、その訃報を知らせる為でした。訃報を知らせた後、通り一遍の世間話をしたのですが、随分長く話しておりました。私達二人は昔から長電話なのであります。高校生の時など毎日学校で会っているにも関わらず、夜には電話で1~2時間も普通に話をしておりました。よくそんなに話す事が有ったものです(汗)。
電話の終わり頃に突然の質問。
「そう言えば、あんた結婚したの?」
「・・・いや。」(-_-;)
「はぁ?彼女は?」
「・・・いないけど。」(-_-;)
「歳も歳なんだから、そろそろちゃんとしなさいよ!」
「ん、ん~、そうだよね。ハイ。」(-_-;)
↑↑ 実はこれ、毎年言われております(汗)。
その後も10分位の説教を聞いてから「今度は会って茶でも飲もう!」と約束して電話を切りました。彼女の攻撃は半端じゃありません。誰よりも私の考え方を知っているだけに反論の余地がございません。ジャブなど一切無く、ヘビー級のパンチの連打・・・そんな説教であります。電話を切ってから5分も経たない内にメールが届きました。
『あんたは昔から献身的過ぎるんだよ!【この人のためになら死んでも良い】じゃなくて【この人と少しでも長く一緒にいるために長生きしたい】と思うようにしなさい!だって私も今、長生きしたいもん♪あんたが結婚する人って、キレキレに頭の良い人か、とんでもないバカ女(良い意味でバカね)のどっちかの気がする。頑張んなさいよ(笑)!』
【この人と少しでも長く一緒にいるために長生きしたい】・・・、素直に良い言葉だなぁと思いました。さすが私の理想の女性です。
彼女が長生きしたいのは、きっととても幸せだからでしょう。
心から嬉しく思います。