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雲のように…月のように…

雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…

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師走

先日は厳しい冬についてお話しいたしました。
『師走』雪と共にやって来る恐ろしい響き、繁華街で一番忙しいシーズンであります。忘年会、クリスマス、ボーナス、学生のコンパ、そして観光客・・・これだけイベントが揃えば仕方の無い事なのでしょう。毎年恒例の事ではありますが、この時期は私共もてんてこ舞いでございます。

なぜ年末には、世の中がこんなに忙しくなるのでしょう。私が子供の頃は、正月と言えば営業している店も無く、一般企業も長めに休みをとっておりました。ですが今はコンビニもスーパーもデパートも、ほぼ休み無く営業しております。企業も決算は10月や4月ですし、正月休みも優良企業以外は昔より少なめになったと思うのです。昔のように半月も休業を強いられる訳でもないのに、年末に慌てなければならない理由が全く分りません(汗)。

私共まで忙しくなるのは世間的には喜ばしい事ではございません。ですが毎日毎日どうしてかな、と思う位に細々(こまごま)と揉め事が起きるのであります。ホステスの引き抜き、給料の不払い、ツケの未回収、オッサンの喧嘩・・・etc、全く次から次へと・・・(怒)。繁華街だけでも腹いっぱいなのですが、そこに加えて一般企業も次々に揉め事を持ち込んでまいります。
疲れてしまいます・・・ ┐('~`;)┌

企業からは、債権回収や手形絡みの案件、人手不足についての相談が激増するのです。今時期に債権を回収しようとしても、普通に取れる訳がありません。人間の心理として、年末年始にはできるだけ銭を払いたくはないものであります。それがたとえ借金であっても、払わなければならない類のものであっても・・・。人様に迷惑をかけてでも年末には銭を持っていたい、そういうものなのです。

人手不足についても同じようなものでございます。年末のクソ忙しい時期だけ増員したいなんて、随分と虫の良い話であります。今の時代、仕事を探している人間は沢山いる事でしょう。しかし、働く側の人間もその場凌ぎのバイトではなく、ちゃんとした働き口を探しているのです。企業側にも色々と事情があるのでしょうが、きちんと面倒を見てくれないのであれば、こちらも安易に人を紹介する訳にはいかないのであります。

どうしてもこの時期には皆『自分の困り事』を最前面に出してアピールをしてくるものです。慣れているとは言え、話に付き合うだけでも面倒臭いものであります。普段は疎遠な癖に、困り事がある時にだけ連絡してくる連中が結構いるものなのです。半年以上も梨のつぶてで、挨拶もそこそこに相談事を切り出されても、正直こちらも不愉快であります。自分の都合が最優先の方々がやたらと目に付くのも、この時期の特徴でございます。


この時期限定で一般の皆様には馴染みの無いお話をしたいと思います。『みかじめ料』、毎月三日に集めたという説や、揉め事を解決した後三日以内に謝礼として収める等が語源と言われております。他の繁華街の事情はよく知りませんが、私共の街では今時『みかじめ料』を払っている店など殆どありません。全く無いという訳ではありませんが、有ってもごく少数であります。

『みかじめ料』こそ無くなりましたが、この時期にだけ『注連縄(しめなわ)』を付き合いで買って頂く風習は残っているのです。ほぼ全ての組織が未だに取り扱っております。一般には暴力団の資金源などと言われておりますが、こんなもんが資金源になる訳がありません。『注連縄』で上がった利益は、組織のお歳暮代や年始の代金に充てられるのが通常であります。

『注連縄』の代金は1万~3万円、スーパーで買えば6500円位の大きめの物です。本当の原価は1本2000円しない程度だと思います。1万~3万と値段に開きは有るのですが、扱っている種類は1種類であります。まぁ相手を見て値段を決めろ、と言った話なのです。良い付き合いをしている店からは1万円、気にいらない店からは3万円といった感じで値段が決るのです。困った時だけ連絡をしてくるような奴は皆3万円コースであります(笑)。

近年はわざわざ筋者から『注連縄』を買わずに、スーパーから3千円位の物を買って店につける方が大半でございます。私も別段無理強いはいたしません。なんせスーパーで買ったほうが安いんです、不況続きで皆さん商売も大変ですからね・・・。

最近、いつも通り街を歩いておりますと、顔馴染みのマスターやママに「今年も注連縄お願いしますね♪」なんて声を掛けられる事がございます。
「うちのは高ぇからスーパーで買いなよ!」と私は必ず答えます。
「皆ノルマ有るんでしょ?何千円しか違わないんだから遠慮しないで持ってきてください♪」
こんな方々が未だに結構いらっしゃいます。(T_T)
こういう人達は逆に揉め事なんて持ってくる人達ではありません。

まだまだこんな人達がいるから、私は街を離れる決心がつきません・・・。


不況や世の中が悪くなると、私共が忙しくなります。
私共が忙しくなるのは決して良い事ではありません。
因果な話でございます・・・。


忙しいです・・・。(>.<)y-~~~

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とうとう12月になってしまいました。
そして、長~い冬がやってまいりました。
私共の街にも一部、雪が積もり始めました。本州のどこかでは11月に間違って、桜が開花した地域があるという記事を目にしました。
島国といえど日本もなかなか広いものであります。

「これさえ無きゃ天国なのになぁ!」
毎年の事なのに、雪を見ると私共は皆必ずこの台詞を口にします(笑)。きっと雪が積もる地域の方々は皆同じなんだろうなぁ、と想像しております。ウィンタースポーツを一切やらない私は、正直冬が嫌いであります。

あたりまえの事ではありますが、とにかく寒いのです。
全国の天気予報を見ていると、本州では10度前後で「冷え込みがきついのでお気をつけ下さい」なんて心無い一言をアナウンサーがよく言っております。10度は秋の気温です・・・、秋ですよ、暖かいですよ(汗)。北海道では、もう少し経てば日中でも気温がプラスにならない日が続くのです・・・。本当に嫌でございます・・・。

まず厚着が嫌であります。外を歩くだけなら厚着でも良いのですが、スーパーに行っても、人の家に行っても、どこの店に行っても、とにかく暑いのであります。なぜかと言うと、こちらでは必要以上に暖房を使う習慣がございます。どんな真冬でも、家の中ではTシャツ一枚でアイスクリームを食うような土地柄なのです。だから中途半端に厚着をしてしまうと、逆に大変な目に会うのです。
外は寒いし、中は暑過ぎるし面倒臭い話であります(汗)。

道路の渋滞も深刻であります。夏場だと15分で着くような場所に、たっぷり1時間かかる事もあるのです。
私には妹のように可愛がっているホステスがおります。その娘が去年のクリスマスの夜に「家で食器を洗っていたら、手をケガしてしまった(泣)。」と電話があったのです。縫わなければならないほど傷口が深く、救急車も30分位かかるとの事でした。彼女の家は街から近いので大至急車を飛ばして迎えに行きました。途中、運転しながら携帯で指定の救急病院を調べたのですが、市内の外れも外れ隣の市の手前の病院でした(怒)。

普通に走れば1時間はかかるような遠い病院であります。夏場なら30分といった所でしょうか。もし救急車を呼んでいたら迎えに来る迄30分、そして病院まで1時間、仮に大怪我だったとしたら死んでしまいます(汗)。手の怪我とは言え、女の子の身体に傷が残るのは感心しません。私に全然似合わない冬用のコンパクトな車で大爆走いたしました。夜の冬道はスケートリンクの様なものでございます。
しかし到着するのに30分かかりませんでした(笑)。
「怖くて怪我の痛さを忘れた・・・」と本人は申しておりました。

これから観光シーズンでございます。本州からお越しの方は必ず『ホワイトイルミネーション』を見たがります。当然のように夜道はツルツルピカピカの状態、初めていらした方は確実に何度か転びます。骨折して運ばれる事も少なくないようです。折角の楽しい旅行で怪我をしていたのでは割に合いません。特にクリスマス時期、なぜかその時期中心部の病院はやっておりませんのでご注意下さい。
・・・といった事で、冬は大変な訳であります。
都会と言えど、おちおち怪我も病気もできません。


冬の嫌な部分だけグチグチとあげつらってしまいましたが、それなりに褒めるべき部分もあるのです。言うまでも無くウィンタースポーツ好きの方には、待ちに待ったシーズンであります。
たくさん楽しんでください、くれぐれも怪我には気をつけて・・・。
それに何と言っても『冬の料理』は最高であります。北の海産物は、冬が旬の物がとても多いのです。
鍋物を筆頭に海鮮料理すべてがオススメであります!

雪自体は嫌いですが、本格的に積もった後の雪景色は好きであります。街の汚い部分をすっぽりと包みネオンが一段と美しく見えるのです。意外な事にホワイトイルミネーションやネオンが一番美しく見えるのは、猛吹雪の時なのです。猛吹雪で気温がマイナスの中をのんびりと歩く気は流石にありませんが、ふと車を止めて見入ってしまう事が年に数回ございます。


色々な面で厳しい冬ですが、良いところ悪いところを挙げれば共にキリがありません。生まれた時からずっと付き合い続けている『大切な季節』であります。突然、冬が来なくなったとしたら、きっと寂しく感じる事でしょう。


一年中夏の土地を羨んだりする時もございますが、私共の土地にはメリハリの効いた四つの美しい季節があるのです。
若干効き過ぎではありますが・・・(汗)。


厳しい季節だけに、その中で見つける『喜び』も一段と際立っているような気がいたします(笑)。


やはりこの街が大好きであります・・・。(^_^)y-~~~~

テンション

先週からテンションが中々上がらず困っております。
不幸や騒動が続いてしまったので仕様がないとは思うのですが、ボサッとしている訳にもいきません。落ち込んでいる訳でも無いのですが、何かこうやる気が出ないのであります。とりあえず普段通りの生活は問題なくこなしているのですが、、どうも私らしくないというか何というか・・・困っております(汗)。

気分を変えて釣りにでも行こうかと思えば、初雪が・・・。檀家回りに出掛ければ、ホステスの愚痴と相談事・・・。テレビをつければ、自殺とイジメと公務員の不祥事のニュースばかりでございます。
全く、なんとかならんのか・・・(怒)。
なんとなく悶々とした日々を過ごしております。

そんな中、ダーツだけはそこそこ調子が良いのです。
ほんの2週間前に他団体の者に勧められて始めたのですが、これが結構面白いのです。まだ思い通りの場所には投げれませんが、金を賭けた時はかなりの確立で勝ってしまいます。
根っからの勝負師なのでしょうか・・・(笑)。

初心者ですから、技術的なものは一切持ち合わせておりません。普段は狙った所には刺さらない癖に、ここ一番の大切な場面ではズバッと決まってしまうのです。やはり何でも気の持ちよう、全て気合で解決するものなのでしょうか(笑)。
「やっぱりダーツも気合だな。」(-。-)y-゜゜゜
この発言に皆激怒し「断じて違う!」とムキになって全否定されました・・・、遊びにそんなに怒るなよ・・・(-。-)y-゜゜゜。

先週の半ばからトータルで3万程勝っていたので、その金でちょっと高い小料理屋のキンキ鍋を喰い、その写メを皆に一斉送信してやりました。全員超激怒・・・(爆笑)。いい歳をこいて、仲間と遊んでいる時がやはり楽しいのであります。

いつも通りの事ですが、仲間達には随分と助けられています。一気に復活という訳にはいきませんが、こんな時間を過ごしながら少しずつテンションを上げております。何日か経てば、いつの間にか全復活できている事でしょう。


コメントやメールで多くの励ましを頂き、非常に感謝しております。
言葉の持つ温かさを、ひしひしと感じております。
本当にありがとうございましたm(__)m


更新も随分とサボッてしまいました・・・(>_<")。
また頑張りますので、よろしくお願いいたします。

災害

月曜に北海道の端っこで大きな竜巻が起こりました。
遠い土地での出来事で、恐ろしい災害もあるもんだなぁと半ば他人事でニュースを見ておりました。夕方の番組で、死亡者9名と報じられ、氏名のみが放送されました。チラッとしか字幕が出なかったのですが、知ってる名前が有ったような気がして、珍しく嫌な予感がいたしました。

自分の見間違いだろうと思い、夜の報道ステーションを真剣に見ておりました。今度は氏名・年齢・会社名が報じられました。やはり見間違いではありませんでした。中学時代の友達の名前と同じなのです。そして、年齢は35歳・・・。私は早生まれなので35歳、今年36歳になる連中と同じ学年なのです。早生まれは少ないので、大半は36歳になっている筈だなぁと思ったのです。

ついこの間、中学時代の同級生が遊びに来て「近いうち昔の仲間を集めて一杯やろうぜ!」なんて話をしていたのです。その時に、アルバムと文集を見ていたのを思い出し、大至急引っ張り出しました。
確か文集には誕生日が載ってる筈・・・。
私と同じ、早生まれでした・・・。

まだ決めつけるのは早い、同姓同名かも知れない・・・と思ったのですが、この時点で中学の同級生数人に連絡をしました。皆それぞれで手分けして調べるようにと。
私自身、彼とはもう7年会っておりません。皆それぞれ社会人になり、家庭を持ち、それほど密なつきあいをしていた訳ではございません。ですが中学時代の飲み会には彼も誘う予定で「あいつは今何の仕事してんだ?」なんて話にも出ていたばかりなのです。

連絡はある程度廻したので、あとは無事を祈り待つだけです。明け方になり、ネットでもう一度氏名を確認してみました。大雑把な住所が書いてあり、そこは地元の隣の区でした。所属の会社名も記載されていたので、その会社を調べてみたのです。
その会社の住所は私共の地元でございました・・・。
私は、この時点で諦めてしまいました・・・。
さほどポピュラーな名前でも無く、歳も同じ、会社も近所、もう希望を持つ材料が見当たりません。

日が明け、同級生達も皆一様に同じ結果でございます。
新聞の朝刊に顔写真が掲載されました。
もう間違いありません・・・。
寂しい事であります。
本当に、寂しい事であります。

年末か1月には、20年ぶりに皆が集まる予定なのに、たったひと月ふた月の違いでこんな事があるのですね。私は災害で友人を亡くしたのは初めてであります。神戸や新潟でも皆様こんな思いをされていたのですね。今頃になって判りました・・・。あんな遠くに、まさか自分の地元から同級生が仕事をしに行っているだなんて、夢にも思っておりませんでした。
こんな事があるのですね・・・。

こればっかりは運分天分なのでしょうね、頭では判っているのです。判っていても、寂しいのです。病気や事故も同じなのでしょうが、災害というのはやるせないものですね。地元を遠く離れて、何故あんな所にいたのでしょう。あんなタイミングで、ピンポイントの場所に・・・。誰かが悪い訳でもなく、何か悪い事をした訳でもなく、理由なんていくら探しても無いのでしょう。
判ってはいるのです・・・。



もう20年も前の事ですが、君の家のすぐ前の大きな公園でやった花火戦争。ロケット花火や30連発花火を人に向けて追いかけ合う、例のやつです。皆服が焼けてボロボロになったけど、とても楽しかったです。今でもたまに思い出します。君の家に皆で泊まる時は、煙草が公認だったので天国でした。新築の君の部屋で、ドラゴン花火に火をつけた事は謝ります。今度やる筈の飲み会に、君が来れない事が心から寂しいです。皆オッサンとオバサンになって、歳をとった姿を笑い合う筈だったのに・・・。背が小さく声だけはでかい君が、どんな大人になったのか想像しております。生きてりゃいつか又会えると思うのですが、それも叶わないのが残念でなりません。

ついてねぇなぁ、耕一。寂しいよ。


野沢 耕一君の冥福を心からお祈りします。

映画

私の好きな映画についてお話ししたいと思います。
本当は連休中に載せようと思っていたのですが、ちとトラブルがございまして遅れてしまいましたm(__)m。
せっかく書いたので掲載してしまいます(笑)。

実は私、結構な映画好きなのであります。その癖に、映画館に行く事はあまりありません。一日5箱の煙草を吸うヘビースモーカーとしては、あの禁煙空間に1時間以上居るなんて耐えられないのであります。超メジャー作品は敢えて外しましたが、どれもそこそこ面白い筈なので、もし気が向いたら一度御覧になって下さい。

★まずは恋愛映画、20代の頃はほとんど観なかったのですが、ここ数年よく観るようになりました。涙が出ることも多々あります・・・寂しいんでしょうか(汗)。

【シザーハンズ】B級映画でパッケージもホラー映画のようですが、とても素敵なラブストーリーです。こういう気持ちで人を愛そう・・・と私が目標にしている映画です。ビデオテープが擦り切れるくらい観てしまい、最近DVDを買いました。超おすすめです。

【エターナル・サンシャイン】去年辺り公開された新しめの作品です。最新の脳医学で別れた恋人同士がお互いの記憶を消す、という一風変わったラブ・ストーリーです。タイタニックのアノお嬢が全然違うキャラでヒロインを演じています。派手な部分は無いのですが、本当に良い映画でした。

【猟奇的な彼女】韓国映画です。軽いコメディー・タッチでテンポ良く話が進んでいき、最後にはグッときてしまいます。主演の娘がどんどん可愛く見えてくるのが不思議でした。公開してすぐにスピルバーグが、この映画の英語版リメイク権を数十億で購入したそうです。


★ジャンル的にどう分類して良いか判りませんが、人生的なものを感じた映画を紹介いたします。こういうタイプの映画が一番好きであります。

【ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア】おそらくドイツの映画です。同じ病室で、病魔に冒され余命幾ばくも無い二人の若者、二人の共通点は「海を見た事が無い」という事。病室を抜け出し、車を盗んで海へ向かう訳ですが、その車はギャングの・・・。とにかく最高の映画です!とてもマイナーな映画なのですが、私の人生のトップ5に入る映画です。

【ストレイト・ストーリー】遠く離れた兄に会いに行く為に、トラクターに乗り旅をするお爺ちゃんの話です。キャンプ場で若者達と会話をするシーンに、私はヤラれてしまいました。正直好みの分かれる所かも知れません、でもまぁ観て損はしないと思います。

【スモーク】ニューヨーク下町の煙草屋の主人と客の人間模様を描いた映画。緩やかな時間と、大人の雰囲気がたまりません。観た事が無い方は、是非観てください!この映画を観てつまらなかった人は、大切な何かをどこかに置き忘れています。私を責めずに自分を責めて、忘れた何かを大至急探しに行って下さい。

【ブルー・イン・ザ・フェイス】スモークの続編です。正直、スモークの方が良いのですが、それなりに良い映画です。


★涙無しには観れない作品、人を泣かせるために作ったような作品。あまり内容には触れません、泣きたい人だけ観てください。確実な奴を2本だけ。

【ジョーイ】これは相当古いです。レンタル屋にもありますかどうか・・・。白血病の少年のお話です。

【アイ・アム・サム】なぜレンタル屋のメジャーなコーナーに置いて無いのか不思議です。知的障害を持つ父親と聡明な幼い娘の父娘愛のお話です。これはハッキリ言ってずるいです、誰でも泣きますよ。いい映画です・・・(T_T)。


★あとはクールで格好良かったり、楽しいエンターテインメントな作品を羅列しておきます。

【フル・モンティ】失業者だらけの不況の街で、男達がプライドをかけ考えた仕事が『男性ストリップ』。コメディ映画ですが、ちょっと良い話です。絶対観て欲しいです。

【スナッチ】格好良いし、面白いし、テンポは速いし、これぞ娯楽映画という感じです。マドンナの旦那が監督です。
【ロック・ストック&トゥー・スモーキン・バレル】
【ロック・ストック&フォー・ストールン・フーヴズ】スナッチを観て面白かった人はこの2本も観てください。監督はマドンナの旦那です。

【マイ・ビッグ・ファット・ウェディング】ギリシャ人の結婚観をコメディ化したアメリカ映画。アメリカでスーパーヒットしたのですが、日本では宣伝すらしませんでした。相当面白いです。

【ゲロッパ!】邦画はあまり観ないのですが、コレは特別に面白かったです(笑)。

【ロンゲスト・ヤード】刑務所内で結成したフットボールチームの話。痛快でした。


ホラー、スプラッター、SF、は基本的に観ません、嫌いです。まだまだ沢山面白い映画があるのですが、映画の話をすると止まらなくなるのでやめておきます。

結局は好みの問題なので、ご参考程度にお考え下さい。
今回はいつもと全く趣旨が違いますがお許し下さいm(__)m


映画って本当に良いですね・・・(^_^)

騒動

ひと騒動ございました・・・。
世間様は連休だし、楽しい映画の記事でもと思い半分位まで書いておりました。土曜の夜にでも更新しようと思っていたのですが、その前に無二の大親友からの電話が入ったのです。

私には、唯一無二の大親友がいるのです。彼は、堅気で飲み屋を営んでいるのですが、互いに兄弟と呼び合っております。私より2歳年上で、ガキの頃から一緒だった訳でもなく、たった7年位のつきあいなのですが、互いに人生で最高の友だと思っております。夜10時から朝7時位まで営業している飲み屋で、朝方は奴の店で過ごすのが普段の日課になっているのです。

土曜の夜9時位に彼からの電話で「今日来るか?」と。毎日のように行っているのに、こんな電話は珍しい事なのです。いつもの時間に行こうと思っていたのですが、何か様子がおかしいなと感じ、開店と同時に行ってきました。電話の事を訊くと、なんとなく気になって掛けただけだと言うのです。とりたてて変わった様子も無いので、1時間ほど雑談をして「4時位に戻って来るわ!」と言って店を出ました。

その後私は、いつも通りの檀家回りでございます。後輩の店で飯を喰い、スナックやパブを数件回るのです。そして朝方4時頃に、彼の店に戻ったのであります。

いつも通りの常連客が集まり、サイコロ勝負で酒を呑んだり、賭けダーツをやったりと、全くもっていつも通りの光景でした。客もあらかた帰り、最後に1時間ほどサシでダーツ勝負をして、店を閉めたのが朝の8時頃であります。
互いに機嫌よく「そんじゃあ、明日なぁ!」なんて言って別れたのです・・・。

私も家に帰り、ネットでの販売等もやっておりますので、ひとしきりPCをチェックして昼頃ようやく眠りにつきました。3時間後に目が覚めボーっとしておりますと、見た事の無い番号から着信がありました。面倒臭いので放っておいたのですが、あまりにもしつこく何度も鳴るので、何かのトラブルかなと思い仕方なく電話に出ました。

電話の相手は、彼の母親でした。
彼の両親は共に70を過ぎており、孝行息子の為にたまに店を掃除しに来るのです。連休の最後だし店も汚れているだろうと思い、昼過ぎに夫婦で掃除をしに来たら、床に息子が倒れていて、カウンターの上に遺書があったと言うのです。首吊りをしようとしたらしいのですが、失敗して気を失い倒れていたようです。
自殺・・・?

私は全然事態を把握する事ができませんでした。
普段と変わりなかったのに、朝まで一緒にいたのに、ダーツを楽しそうにやってたのに、一緒に店を出て「明日なぁ」って言ったのに・・・、何が何やら判らなくなってしまいました。
本人が泥酔していた事もあり意識もまだ朦朧としている所を、両親が自宅に連れ帰ったと言うので、私も大至急飛んで行きました。

本人が目を覚ますと、私がいる事に驚いた様子でした。
少し申し訳なさそうな顔でボソッと「何で居るのよ?」。
こちらは煙草をプカーッとふかし「当たり前だろう」(-。-)y-゜゜゜
面を見て、なぜかもう大丈夫だなと思いました。
本人が店で話をしたいと言うので、両親と4人で店に向かいました。店に入ると、束ねたハンガーとタオルが床に落ちていました。
カウンターには、メモ用紙2枚の遺書。

酒も醒めてきて落ち着きを取り戻したようで、もう大丈夫という事になり、両親に帰って頂く様お願いをいたしました。コッソリと遺書を取り、お母さんのポケットにねじ込みました。「言葉は悪いけど記念に持って帰りなさい。もう大丈夫だから。大事にしまっときなさいよ。」と伝えました。最後まで「息子をお願いします。」と何度も何度も頭を下げて、お帰りになりました。

遺書の冒頭は、『父さん、母さん、今までありがとう。兄弟(私の事)すまん。そして皆、世話になったな・・・』。死の理由については一切触れず、お礼と謝罪だけの文章でございました。

二人きりになってから、ようやく重い口を開き始めました。原因は一つではないのですが、最大の原因は一緒に住んでいる女との不和でした。水商売と言うのは、一見楽しいだけの商売に思えますが、一年中人様の愚痴ばかり聞かなければならない大変な商売です。人の相談ばかりを毎日聞いていて、自分は誰にも愚痴すら言わずに、とうとう心がパンクしてしまった様なのです。

当然、何で俺に言わねぇのよ?と言う話になります。
私は、愛する女に対して独自の論理を持っていて、女との不平不満を人に言った事が殆ど無いのであります。そんな私を誰よりも知っているからこそ、どうしても言えなかったらしいのです。ゆっくりと話を一つずつ聞いてやると、どんどん表情が和らいでいくのが判りました。結局10時間以上も話をしてしまいました(汗)。毎日のように会っているのに、気づいてやれなかった私もどうなんでしょう。

「いやぁ、恥ずかしい事したなぁ・・・」
「別にいいだろ」(-。-)y-゜゜゜
「そうじゃなくて一発で死ねなかった事よ」
「思いつきでやるからよ」(-。-)y-゜゜゜
「じゃあ今度は頑丈な金具と紐、用意するわ」
「男はチャカ(拳銃)だろ」(-。-)y-゜゜゜
「ガスとかの方が確実かな?」
「だぁから男はチャカだっつってんだろ」(-。-)y-゜゜゜
「手に入らねぇべ!」
「どこにでも有るよ、んなもん」(-。-)y-゜゜゜
「じゃあそん時頼むな、餞別だから只で」
「次にどうしても死にたくなったら言えよ、俺の手でキッチリ殺してやるよ。その方が失敗も無ぇし、本望だろ。」(-。-)y-゜゜゜
「なんか腹立ってきた、もう死なねぇわ」
「だろ~~♪」(-。-)y-゜゜゜

自殺に失敗したその日の会話なんでしょうかコレ・・・。
この後、ダーツで5番勝負をして、2勝3敗で負けました。
死ねば良かったのに・・・(怒)。


記事にするかどうか少しだけ悩みましたが、笑い話で済んだのでこれで良しといたします。( ̄^ ̄)ヨシッ!
本人は今日も元気に店を開けております・・・アノ野郎。
人間どこにどんなストレスを溜めているのか判らないものだなぁ、と痛感いたしました。簡単に死のうとした兄弟も情け無い、全く気づいてやれなかった自分も情け無い、大反省でございます。
まだまだ修行が足りません・・・。

車で家まで送った帰り道、メールが入っておりました。

スマン兄弟・・・
アリガト兄弟・・・


「おうっ、なんもだぁ~♪」(-。-)y-゜゜゜

仲間

久々に釣りに行ってまいりました。
飲み屋での会話の流れで「今からちょっと行ってみませんか?」という誘いに、思わずノッてしまいました。何の計画もたいした準備も無く、いきなりの出発だったのであります。
ターゲットは『鮭』でございます。

家に戻り、急いで道具を引きずり出し、迎えの車に積んでいざ出発。夜中だった事もあり、1時間半ほどで現地に到着。夜半に降り出した雨も止み、星も大変綺麗に見えておりました。ところが車を降りて一歩外に出ると、なんと強風、超強風でございます。寒いのなんの、寒いのを通り越して『痛い』感じがいたしました。

車に戻り、言いだしっぺ(方言?)を馬鹿だの阿呆だのとさんざん罵り、ひとしきりスッキリしてから、皆渋々ながらも準備を始めました。
鮭は朝方が勝負でございます。
鮭が始まるまでの間、小物狙いの夜釣りをしようという予定でした。
誰もがここまで寒いとは予測できず、防寒対策が不十分、30分で全員ギブアップしてしまいました。ちなみに私は10分でギブ・・・(寒)。
結局朝まで車で待機する事になり、また言いだしっぺ罵り大会であります(笑)。釣りというのは、こういうのも実に楽しいのであります。

空が明るくなり始め、なんとも美しい朝焼けが・・・デジカメを忘れてしまいました(涙)。突然の出発だったため、他の者も忘れ物続出でした。なんだかんだで準備を終えて、いよいよ鮭釣りスタートでございます。河口の横にある小さな港には、月曜の朝にも関わらず50人ほどの釣り人でごった返しておりました。
相変わらずの強風で寒いこと寒いこと・・・そして釣れないこと、釣れないこと・・・。

50人から釣り人がいるのに揚がった鮭は、たったの1本でございます。当然また言いだしっぺに攻撃が集中いたします(笑)。火がついた煙草をぶつけられたり、餌につかう生サンマをぶつけられたり、食いかけのオニギリをぶつけられたり、惨々な目にあっておりました(爆)。

結局、釣りは惨敗に終わりました。
手ぶらで帰るのは余りにも悔しいので、川に入り鉤棒で10本ほど鮭を引っ掛けてまいりました。
法的には思い切り『密漁』でございます・・・(汗)。
最後は、言いだしっぺの奢りで、全員でラーメンを食べて帰りました。

バタバタした一日ではありましたが、久々のリフレッシュとなりました。


やはり気の合う仲間は良いものだなぁ・・・そんな一日でありました。

誕生日

10月10日は亡き祖父の誕生日。
ブログ開設当初に登場した例の祖父であります。
本来であれば『体育の日』でしたが、連休欲しさの木っ端役人共が考え出したハッピーマンデー法により、普通の日に格下げされてしまいました。

大袈裟になるのが嫌なので、一人でこっそり墓参りに行ってまいりました。普段も月一回は墓の掃除に来て線香をあげておりますが、今日は誕生日なのでいつもより丁寧に。墓石を磨き、雑草を抜いて、小物類も洗って、花を飾り、酒を撒いて・・・、やはり誰か連れてくればよかったかなぁ・・・(汗)と思ってしまいました。

そこは郊外にある今時流行の巨大な霊園なのですが、平日(しかも連休明け)にも関わらず結構な数の人達が墓参りにいらしておりました。霊園自体もどんどん拡張しており、祖父の墓を建てた時よりも倍位の大きさになっております。それだけ日々人が亡くなっている訳であります。

毎月行っておりますと、ついついよそ様の墓まで覚えてしまうものです。水汲みに行く際なども他人様の墓がどうしても視界に入ってしまいます。日頃から花を絶やした事の無いお墓、異常なまでに酒が供えてあるお墓、雑草だらけで誰も手入れしてないお墓。その霊園では墓の横に黒御影のプレート(墓誌というらしい)が有り、そこには墓で眠っている人の名前と没年齢が彫られています。長寿を全うされた方、働き盛りに亡くなった方、青春と呼ばれる時期を迎えられなかった子供さん・・・。

覗き見をしているようで気分が悪いのですが、つい色々な事を想像してしまいます。やはり幼い子が一人で納められている様は、赤の他人と言えども切ない限りでございます。

この大きな霊園には、通常の墓石のエリア、洋風(芝生にプレート)のエリア、デザイン墓石のエリアなどと、いくつかのエリアに分かれております。
中には墓石に大きく『酒』と彫ってある物もありました。人様の墓に対して申し訳無いのですが、いくら生前好きだったとしても墓石に書かれるのは嫌でございます。『寿司』とか『肉』とか書かれているのと変わりないと思うのですが・・・。

わざわざエリアを設けてある訳ですから、当然宗教や宗派にも違いがあるのでしょう。死んでしまえば皆同じ灰なのですが、かく言う私も墓を大切にしております。宗教の垣根を越えて『墓』という物自体が、日本人にとって大事な物なのだなぁと実感いたしました。


『墓』を大切にする、日本の愛すべき習慣の一つであります。

なんこ

先日、私の趣味が釣りであるという記事に対して、「趣味で生き物を殺すのは残酷な事だ!」とのお叱りを受けてしまいました。不快に思われた方、すいませんでしたm(__)m
反論するつもりは毛頭ございませんが、さほど反省するつもりもございません。謝罪は不快な思いをさせた事に対しての謝罪でございます。

私はよく『幸せ』について考えますが、美味しい物を食べた時にも大きな『幸せ』を感じます。謝ったばかりで申し訳ないのですが、自分で釣った魚はとんでもなく美味いのであります。庭で作った野菜や、苦労して採った山菜、密漁したウニ(笑)、自分の労力を使って得た物は格別の味がいたします。このまま掘り下げていくとまたお叱りを受けるのでここまでにいたします。

人それぞれに美味しいと感じる物も多少の違いがあるもので、必ずしも高い物が美味いという訳ではございません。明日死ぬと仮定して「最後に何を食べたい?」と聞かれたら、ケンタッキーフライドチキンか若鶏の唐揚(日清のから揚げ粉使用)と答えます。お恥ずかしい・・・。皆様なら最後に何をお選びになるのでしょう?テレビでしか観た事のない「一回アレ食ってみたいなぁ。」的な物を選んで、もし美味しくなかった日にゃまともに成仏できません(笑)。

私は最後に間違いを起こさないよう?に珍しいものは元気な内に食べてしまおうと思っております。地方に出た時などは、珍しい食べ物で「微妙だな」と思う物も敢えて挑戦いたします。
最近では本州から送られてきた『熟(な)れ寿司』とかいう物を口にし見事玉砕いたしました。あれは無理・・・(-_-;)。

色々な地方の特産品や珍品などというものは、楽しく食べればそれで良いと思うのです。美味ければその地方や人を褒めちぎり、不味ければ罵り倒せば良いだけの話でございます。「ここに住んでる人はしょっちゅうこんな物を食えて羨ましいなぁ。」とか「あそこの奴らはこんな物ばかり食ってるからロクな者が居ないんだ。」とか言いながら。そんな批評や会話がまた幸せな時間であると感じてしまうのです。

本日、歌志内という炭鉱町の『なんこ』という食べ物をご馳走になりました。馬の腸を味噌味で煮込んだモツ鍋のような物でした。体内の悪い物を排出する働きがあると言われ、汚れた空気の中で働く炭鉱夫たちが毎日のように食べていたそうです。私的には絶賛、非常に美味しい物でした。モツ鍋が大丈夫な方はイケる筈です。『なんこ』を食べ続けると毒を吐かない善い人になるのかなぁ、と訳のわからない会話をしておりました。

釧路から送られてきたサンマを大至急『刺身』に、それと『なんこ』のお陰で今日は幸せな一日でありました。

生き物を殺す事にはなりますが、食べ物も『幸せのアイテム』でございます。

クラス会

先の連休に高校時代のクラス会がありました。クラス会と申しましても実際はクラスに関係なく、同学年である程度仲の良かった者の集まりでした。今でも連絡がつく人間を適当にそれぞれ呼んでくれ、といういいかげんな連絡網をまわして24人が集まりました。思いつきでやったイベントとしては、まあ良い成績だと思っております。

今回は男限定での飲み会であります。24人中、私を含め8人が独身、うまい具合に3分の1。結婚しているのに子供がいないというのも6人おりました。老けた奴、太った奴、全く変わらん奴、年のとり方も人それぞれなのですね。

割とまともな学校だったため、殆どが勤め人であります。その中に一人だけ私共の組織で、二年程チンピラをやってた男がいます。もちろん今は堅気で商売を営み、自社ビルを持つ出世頭でございます。同門だった頃は、同じ歳でも全然立場に差がつき「ダメなヤローだなぁ。」と思っていたのに、今では立派な社長さん。人はどこで化けるかわからないものです(笑)。

やはり30半ばにもなりますと絵に描いたような酒の飲み方をするようです。ある程度の昔話が終わり軽く酔いがまわると、仕事の話、ゴルフの話、嫁子供の話。さらにグイッと酔いがまわると、仕事の愚痴、嫁子供の愚痴でございます。皆色々とあるんでしょうねぇ(笑)。

そして決まり文句「自分で商売してる奴ぁ良いなぁ!」勤め人の皆さん良く毎度毎度その台詞を言えるなぁと、現社長と二人で笑っておりました。私らから見たら保険も有るし、ボーナスも有るしそっちの方が良いだろうと思うのですが…。お互いに隣の芝は青く見えるのでしょう。

同級生から見ると私は昔から変わっていないようなのです。全員に言われてしまいました。二年前に幼馴染の女にも言われた事があります…。さすがに小学生からこうじゃないだろうと抵抗したのですが、ノリと雰囲気は見事に変わっていないそうです(汗)。

まあ一貫したスタイルでここまで来たようですし、誉められたと解釈しておこうと思っております。本当は呆れられているのかもしれないですが、それもまた良しという事で。

これからは毎回人数を少しずつ増やして最低一年に一度は集まろう、という話でお開きになりました。

どうせあと2回位で飽きて誰も来なくなると思います(笑)。