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雲のように飄々と…月のように夜道を照らし…
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今年もとうとう最後の日となりました。
当然のように殆どの皆様は既にお正月休みでしょう。
そうではない方々、ご苦労様です。<m(__)m>

毎年の事ではありますが、年の瀬には一年を振り返るものでございます。今年も例年同様に、良い事も悪い事も沢山ございました。二十代前半に街では有名なクラブのママに、こんな事を言われた事を思い出します。
「良い事だろうが、悪い事だろうが、何か有った日は良い日なんだよ。」その頃まだ小僧だった私は「悪い事が有ったら全然良い日な訳が無えだろ。何言ってんだこの婆ぁ。」なんて思っておりました。

ですが今になって考えると、悪い事が有れば落ち込んだり理由を考えたりと、色々そこから学ぶ事が多かったりするものです。逆に良い事も悪い事も無かった日を思い出そうとしても、何事も無過ぎて記憶にすらありません。下手をすると誰と話したか、何を食ったか、行った場所すらも思い出せません。何事も無かった日から得るものは少ないという事なのでしょう。些細な出来事にも一喜一憂する事が大切なのかなぁ、とママの言葉を噛みしめております。

そんな良い事も悪い事も含めた一日が、なんと365日分!
簡単に振り返れるものではございません。ですから細かい事を振り返るのは、この際ヤメにいたします。大雑把な大局だけを振り返り今年を締め括ってしまおう、と思っております。

今シーズン、例年と大きく違ったのは私の精神面でございます。
一つは酒をやめ一年経ち、少し大人になった事であります。もう一つは非常に身軽だった事。昨年の秋に逮捕の可能性が浮上し収入源の大半を人に譲ったのです。なので今年のスタートは何も無い状態から始まりました。文無しになった訳でもなく、切羽詰まった感もありませんでしたので、変にさっぱりした気分になりました。不良がこんな事を言うのも変ですが、仕事に追われる事が無くなった爽快感とでも言うのでしょうか。

若い者達が正業で育っていくのもまた楽しみであります。雛鳥が巣立つのを見守る母鳥のような心境でございます(笑)。若干早目かなとは思いますが、そろそろ私の仕事も終了かなぁなんて思っております。諸先輩方にはお叱りを受けるかもしれませんが、この業界でトップまで昇りつめようという気概は持ち合わせておりません。我がの意地さえ通せれば、どこの業界にいても同じだと考えております。

少しだけ自由な気分で始まった、そんな新年でありました。
上半期、気分こそ違えど起こる事はいつも通りでございます。日々楽しく暮らそうと努力はしておりますが所詮は裏稼業、トラブルは付き物であります。かれこれ十数年、こんな暮らしを続けておりますと、やはり感覚が麻痺してくるのでしょう。バイオレンスに満ちた出来事も、当たり前の事のように頭の中で処理されていく感じがいたします。

さて今年の後半はと言いますと、一番大きな出来事はこのブログを始めた事かもしれません。私が今まで見てきた事、そして感じてきた事を何かの形に残してみたいなぁ・・・と。死ぬ気はさらさらありませんが、意味合い的には遺書のようなものでしょうか(笑)。それともキリスト教で言うところの懺悔のようなものなのでしょうか。

とにもかくにもこのブログ、始めて良かった事ばかりでございます。まず自分の思考を整理しなおし、再確認する事ができました。怒りの基準、行動の基準、そう喜怒哀楽の基準を改めて見つめなおす良い機会になったのではと思っております。いつでも『自分はどこに向かっているのか?』という事を考えております。自分が何になりたいか、最終的な目標も未だ見えてはおりませんが、力強く探して行こうという姿勢だけは確認できた気がいたします。

正直、これほど多くの皆様の目に留まるとは想像しておりませんでした。そして、これ程までに共感を頂くなどとは、もっと想像しておりませんでした。不思議な感覚でございます。今まで生きてきて、見ず知らずの方々に応援して頂くなどとは考えた事もございませんでした。もちろん多少の非難も受けてはおりますが、言われて当然と真摯に受け止めております。

私共の業界・・・、世間では賛否両論様々な言われ方をしております。ヤクザ、極道、暴力団、非合法集団、犯罪者集団、呼び方ですらバラバラであります。我々と接点の無い方々にとっては、蛇蝎のように忌み嫌われて然るべき存在なのであります。今現在そんな業界に身を置いているような馬鹿者の言葉に対し、きちんと興味を持って読んで頂き、そして温かいご意見まで頂くなんて・・・。
驚きを通り越して、只々感謝でございます。<m(_ _)m>


『縁』とは大切且つ不思議なものであります。
人と出会い、繋がり、そしてその繋がりがまた更に拡がって行く・・・、それが『縁』でございます。『縁』というものが、ネットという特殊な環境の中にも確実に存在している事を知りました。1億を超える日本人の中で、偶然にも縁が在り、互いに言葉を交換し合う。なんとも素敵な事であります。

どうやら言葉には幾分の『温度』があるように思います。このブログを始めてから何度も何度も『温かい言葉』に遭遇いたしました。新しい縁が拡がりを見せる度に、言葉の持つ『温度』を実感しております。そして『温かい言葉』に触れる事を、とても大きな喜びと感じております。そんな日々の喜びを与えてくれたブログと言うツールに、ネットに、ここに辿り着いてくれた皆様に、これまた感謝の気持ちで一杯でございます。<m(__)m>


今年も劇的な一年と言う程の大袈裟な年ではなく、無難に過ごす事ができたように思います。一月一日に突然何かが切り替わる訳でもございませんが、来年もまた日々精一杯前のめりに生きて行こうと思っております。

平成十八年、お世話になった皆様、ありがとうございました。
言葉で言い表すのが難しい程に感謝をしております。<m(__)m>

縁あって当ブログに辿り着いた皆様、来年は皆様におかれましても幸せに満ちた一年になる事を願っております。


皆様、佳い年越しをお過ごし下さい。<m(__)m>

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今日は朝から今シーズン一番の大雪でございます。
年末で忙しい筈なのになぜか今日は暇であります。
やはり、クリスマス・イブだからなのでしょうか。
軽く悔しい気がいたします。(-_-メ)

今日は自分の信条である『男らしさ』などは無視して、軽く愚痴ります。いや、結構愚痴ります。私も弱く小さな人間であります。

皆様も今日は素敵な恋人と楽しい日を過ごされる事でしょう。
ショッピングに行ったり、ロマンチックな映画を見たり、ムードのあるディナーを楽しんだり、なんせクリスマス・イブですからね。
軽く悔しい気がいたします。(-_-メ)・・・混めばいいのに。

クリスマスとかいうものが近づいてくると2年前の禁酒に至る経緯を思い出します。当然、気分はブルーでございます(青)。あんな最悪なクリスマスはありませんでした(汗)。以前は忙しいこの時期に、クリスマスは心癒されるイベントであったと思うのですが・・・。今こう独り者になってしまうと、中々邪魔臭いイベントであります。
大体にして仏教や神教の国にクリスマスなんて西洋の・・・、まぁヤメておきます。(-_-メ)

ぶっちゃけ寂しい訳であります。(T_T)
周囲の者は「もういい加減に女作ったらどうですか?」なんて事を気軽に言ってくれちゃいます。数年前の私なら人に言われずともそうしている事でしょうが、今の私には精神的に無理であります。誰かキレーなお姉ちゃんが横に居れば寂しさが薄れる訳ではないのです。
そう、この世界でたった一人の大切なあの人が横に居ない事が寂しいのであります。
そんなもんどうにかできる問題ではございません(笑)。

今年は家に篭って猫達と静かにケンタッキーでも食ってようかなぁ、と考えておりました。ところが、24・25日はケンタッキーも予約がないと売ってくれないそうです・・・。
「ほぉ~。俺が行っても売ってくれないのかな?」ボソッと言うと、周りの者はドン引きしておりました。あぁ、世間は楽しいクリスマスなのに何をイラッとしているのでしょう。
器の小さな男でございます・・・(㍉)。

そんなこんなで意味の違うマイナスイオンを発生しながら悶々としておりますと、妹分から着信がございました。
「今年のイブはどこ行こっかぁ~♪」
はぁ?今年のぉ?・・・(?_?)
あぁ、そういえば去年はコイツがケガをしたせいで病院に行って、帰りに街で飯を食ったのです。まぁ、それは良いとして毎年クリスマスにコイツは何をしているのでしょう・・・、超売れっ子ホステスの癖に・・・(汗)。
「何よ?また暇なのか?」
「だって24日に構ったら男ってみんな勘違いしちゃうんだもん♪面倒臭いんだよねぇ~♪」
あぁ、ホステスだ・・・、骨の髄までホステスだ・・・(-_ゞ

しかし、私も同じく暇であります。
「何食いたいのよ?」
「ケンタッキー♪」即答であります・・・。
だから売ってくれねぇって・・・、どっかで会話を聞いてたのか?

結局どこか混んでない店で適当に飯を食ってから、ダーツをやりに行く事にしました。家に篭っているよりはマシでしょうか、かなりの美人なので連れ歩いて悪い気もしませんしね。これで夜は退屈しないで済みそうです。
だがしかし、何かブルーであります(青)。


すっかり愚痴になってしまいました。
クリスマスなんて・・・、クリスマスなんて・・・。
まぁ、皆様は幸せなクリスマスをお過ごし下さいm(_ _)m。
どこもかしこも混んでればいいのに・・・。(-_-メ)

先ずはこれから実家の『雪かき』をしに行ってまいります。
大雪過ぎて災害並みのホワイトクリスマスであります。

《 Merry X'mas 》皆様に幸あれ! ( -.-)ペッ

最近、更新をサボっております。m(__)m
世の中は忘年会のピークであります。日本は良い国です。
繁華街でも一年で一番忙しいこの時期、色々な事が起こります。警察も『歳末特別警戒』だとか何だとか訳のわからない事を言って、大幅な大増員を行い街を闊歩しております。それなのに路駐は減らない、揉め事も減らない、ガキ共も減らない、一体あいつらは何の役に立っているのでしょう。

先日警官が4~5人、徒歩で巡回をしておりました。その中に知った顔が一人混じっていたのですが、そのクソ警官私の顔を見かけるなり「おい!この忙しい中面倒事起こすなよ!」とわざわざ言いに来たのです。
私「全然忙しそうに見えねぇじゃねぇかよ。一生懸命働けよ制服組はよぉ。」
警「何だその口のきき方は?お前ら勘違いするなよコラ!」
私「お前らが勘違いだろ木っ端公務員。黙って経費ちょろまかして忘年会でもやってろよ!」
警「いつまでもヤクザが偉そうに歩けると思うなよこの野郎!」
私「制服着てるうちは俺をパクれねぇよ。頑張って試験受けて偉くなんなよ、お巡りちゃん♪」
警「何だとコノヤロー!」

他の警官達が止めに入り、その阿呆はお仲間皆に引っ張られてまたパトロールに戻りました。クソ警官は一方的に鼻息荒く怒鳴っておりましたが、私はウザい顔しながらテンション低めで受け答えしていただけなのです。奴らが制服を着ていなかったら、どちらがヤクザか全く分らない状況であります。一体何だったのでしょう・・・(汗)。この忙しい中、揉め事を起こしたかったのでしょうか。意味が全くわかりません。疲れてしまいます・・・。

以前にも触れた事がございますが、私が生業としているものは主に債権回収であります。そこには給料の不払いによるトラブルや、詐欺師共の締め上げなども含まれています。当然私が弁護士の資格を持っているわけもなく、法的にはグレーもしくは黒であります。しかし、交番のお巡りに目の敵にされる筋合いは無いのです。

彼らも歳末特別警戒で忙しく走り回っているのかもしれません。
まぁ、実際はダラダラと歩き回っておりましたが・・・。この時期は私達も色々なトラブルで走り回っております。店の売り掛けのトラブルであるとか、酔った客が暴れているとか、そういう類の問題がとても多いのです。警察には通報せず、私共に連絡が来る事も未だに多いのであります。

酔った客が暴れた場合、警察は犯人を逮捕しても店の損害に関してはノータッチです。刑事扱いにするか民事扱いにするかで示談金などが発生する場合がありますが、あくまで店の損害とは全く別な話でございます。店の損害を賠償させるとなると、民事での裁判が必要となります。大抵の場合は面倒を避け、そこまでする事は殆どありません。店として考えれば暴れた馬鹿者が捕まっただけでは、何も解決はしていないのです。

そこで、警察ではなく私共の登場と相成る訳でございます。
皆様のイメージでは店に駆けつけいきなりブン殴って黙らせる、そんな誤解をしてはいないでしょうか。そんな事を繰り返していたら、こちらの方が捕まってしまいます(汗)。
「まぁまぁ、落ち着きましょうよ♪」大概こんな感じであります。
普通は少しの間静かになだめれば落ち着きを取り戻すのですが、中には「△△組の○○の知り合いだ!○○を呼べ~!」なんて言い出す阿呆もおります。「わかりましたよ。待ちますから○○さんに電話してみて下さい。」ってなもんです。○○さんに繋がればそれで良し、繋がらなければ△△組に確認を入れなければなりません。

制服の警官も私共もやってる事に、それほど変わりはないものなのです(笑)。すぐに落ち着いてくれたお客様は、連絡先を確認し、身分証明や名刺などをお預かりして、即座に解放いたします。後日改めて壊した物の弁償や迷惑料のお話をしましょうという事です。こういう人達は酒が抜けると素直に非を認め、法外な請求でもしない限りきちんと支払いをしてくれるものなのです。まぁ、だからと言って酔って暴れる人間なので、とても立派とは言えませんが(笑)。

問題は組の名前を出してまで居直る阿呆なお客様であります。実際に△△組がこの阿呆の面倒を見ているのであれば話は簡単、△△組を通して損害金を集金してもらえばそれで終了。△△組がそんな奴は知らないだとか、一応は知り合いだけれども助けるような付き合いじゃない、なんて言われると非常に面倒臭いのであります。この類の輩は非常に性質が悪い。当然酔えばあちこちで同じような事を繰り返している筈ですし、酔いが醒めても非を認めない可能性が強いのです。次の日に責任を感じられる程度にドツキまわして、財布をお預かりして外に放り出す位が関の山でしょう。後日、財布を取りに来れば損害の話もできますが、こなければ店側も泣き寝入りという事になります。

この時期、何組かはこんな阿呆なお客様が出現いたします。必ず何度かは痛い目に遭っている筈なのでしょうが、凝りもせずに繰り返すものでございます。ドMなのでしょうか(笑)。そして、この阿呆共の職種がまたバラエティに富んでおります。商社マン、銀行員、公務員、肉体労働者、各種運転手・・・etc、まぁ驚くほど様々な職種からエントリーしてまいります(笑)。皆様ストレスをお持ちなのでしょうが、やって良い事と悪い事がございます。
くれぐれもご注意下さい。m(__)m

残念ながら私共も所詮は悪者、決して正義の味方ではありません。公務員や一流企業の人間である事が発覚すれば『当たり!』と称して、法外な金額を遠慮なく請求いたします。酒が原因で人生を棒に振る人間は決して少なくありません。酒は甘露のように美味いものですが、呑み過ぎると毒水に豹変してしまいます。
くれぐれもご注意下さい。m(__)m

飲酒運転もおやめ下さい。捕まらなかったと言っても決して儲かる犯罪ではございません。事故でも起こそうものなら、やった側もやられた側も全てが不幸になってしまいます。罰金は30万円、この時期取り締まりも強化されております。
くれぐれもご注意下さい。m(__)m


酒の席で仕事の話はいけません。
人の噂や悪口もいけません。
家庭の愚痴などもっての他でございます。
人を褒めて、楽しく歌って、夢を語って、愛を語って・・・。
酒は、楽しく呑むのが一番であります。


警察も私共も『歳末特別警戒中』でございます。
どちらの世話にもならないようお願いいたします。

くれぐれもご注意下さい。m(__)m

今年も残すところあと僅かでございます。
皆様におかれましても大変お忙しい事と存じております。
落ち着いて家に居る時間が無く、ブログの更新もままなりません(汗)。
多くの方にご心配のメールなどを頂きましたが、本人いたって元気でありますのでご心配なく(笑)。

記事の方がすっかりまばらになっておりますが、年内にあと数回は更新したいと思っております。メールや掲示板には、随時返信させて頂いておりますので是非そちらもご活用下さい。


PCの方は、右のリンク内、『雲・・・月・・・【BBS】』からお入り下さい。
携帯の方は"http://hidebbs.net/bbs/kumotuki?sw=7"からお入り下さい。


どんな話題でも構いません。ご遠慮なくお好きな事を書き込んでください。世の正解とは程遠いかもしれませんが、逐一私なりの意見でお答えいたします。皆様とのやり取りで、私自身多くの力を頂き常に感謝しております。是非遊びにいらして下さい。

日々寒さも増しております、皆様も充分御自愛いただきますように。
m(__)m

前回、揉め事の記事を書きました。
その時の若者たちを見て感じた事なのですが、『美学』という物を持ち合わせてはいないのだろうか・・・。私は基本的に男女を差別視する事はございません。しかし、ある程度の区別はしております。性別による違いまでもを否定する事は、間違っていると思うのです。

この世に性別が2種類あるのは仕方が無い事でございます。それを踏まえた上で、男には『男らしさ』、女には『女らしさ』というものが、とても大切なものだと考えております。それ以前に『人として』という部分が一番大切だという事は言うまでもありません。ジェンダーフリーなんて馬鹿げた事を言い出す、田嶋陽子みたいな者もおりますが、どっかの島にでも行って勝手にやれば良いと思っております。

さて男女の『らしさ』についてですが、やはり人それぞれに感覚の違いがあると存じております。一般論では無く、あくまでも私の主観でお話したいと思います。意見の違う方も多数おられるとは思うのですが、ひとつ広い心でお読み下さい。そして、女性の心理については特に自信がありませんのでどうかご理解を・・・m(__)m

一つ目に私の思う『男らしさ』とは『守る者』であれ、という事です。守る対象は、愛する人であったり、家族、仲間、仕事、理想・・・etc、様々なものであります。自分にとって大切なものを守るという行為には、当然のように強さが必要になってまいります。肉体的にも精神的にもヘナチョコな人間が、何かを守れるなんて全くの寝言であります。

肉体も精神も両方強いのが理想ではありますが、私的には精神の強さの方が若干大切と考えております。喧嘩が弱かろうが、痛い目に遭おうが『絶対に折れない心』、これは美しい物であります。しかし、大切な人を暴漢などから守る場合には『折れない心』も大した役には立ちません。そういった際には、肉体的な強さが物を言います。やはりどちらもある程度は必要なのでしょう。

二つ目には『与える者』であれ、という事です。仕事で稼いだ金を、自分の時間を、持っているものも、これから得るであろうものも、自分の人生も、全てを自分の愛する者の為に与えてしまえという事です。嫁や恋人に限定した意味ではありません。愛するものの為に使うからこそ、自分の人生に価値がついてくるものではないかと思っております。

三つ目には『芯を持て』、誰に何を言われても動じない信念を持てという事です。世間の目から見て正しくても、正しくなくても、それが本人の信念によるものであれば良しと思っております。あまりにも気チガイじみた信念を持たれても困ってしまいますが、大体のニュアンスでご理解下さい。

大まかにこの三つが私の思う『男らしさ』であります。
男の癖に化粧をするなとか、脱毛するなとか、ヒラヒラした服を着るなとか、細かい事を言えばキリがないのでやめておきます。あくまで大まかな概念の話であります。
そして、この『らしさ』という感覚がイコール『美学』というものだと思うのです。

私は30数年しか生きておりませんが、昔の日本には『美学』という概念がもっとしっかりと根付いていたのではないか、と思っております。弱い者イジメ、盗み、詐欺、言い訳、陰口、成金・・・etc、ひと昔前までは全部恥ずかしい事であったり、格好の悪い事として扱われていた筈なのです。一体どこでその感覚が失われてしまったのかは知りませんが、最近では若者はおろか年寄りまでも、節操の無い事を平気でしているように見受けられます。

例えを挙げると、『金持ちになる』・・・それだけを重要視して、そこに至る過程はさほど重要とは思われていない様な気がするのです。盗んでこようが、オレオレ詐欺をしようが、インサイダーをしようが、金を持った奴の勝ち・・・みたいな考えが横行しております。泥棒や年寄りを騙して掠(かす)め取った銭なんか、死んでも欲しくありません。生き方に美学を持っていれば、当然有り得ない事であると思います。

年金生活者や生活保護受給者には強い事を言うが、上司には逆らえない木っ端役人。自分達の不正には一切触れようとしないクソ警察。自らの保身しか考えられない、教員と教育委員会。人命に関わる大事な報道の直後に、浮かれた芸能人の下の話を放送するテレビ関係者。バーチャルな世界に逃げ込み、引きこもりの癖に偉そうな発言をする若者。自ら喧嘩を売っておいて、負けたからと言って卑怯な手で復讐をしようとする若者。全くもってキリが無い・・・、日本人にあるべき『美学』はどこにいったのでしょう。

生きる事に『美学』を持たない大人達が増え、そして次の世代を育て、それを又繰り返してきたのですから、節操が無くなってしまった若者を責めるのは少し酷かもしれません。
【武士は食わねど高楊枝】【情けは人の為ならず】【一寸の虫にも五分の魂】全て生きる上での美学が含まれております。まだまだ他にも先人達から受け継がれた良い諺が沢山ございます。


個人的な意見を言わせてもらえば『美学』を持たない人生なんて、不様で不格好なものでございます。意地も誇りも信念も、男女に同じく必要なものであります。『美学』とは人目を気にして格好をつけて暮らす、という事ではありません。時に人から笑われ泥をかぶるような選択をする事もまた『美学』であります。


風当たりが強い時も、好・不調の波もございます。
軸だけは曲がらないように気をつけて生きたいものであります。

最近あった揉め事のお話です。
私よりも10歳近く上、40も半ばにかかる板前さんがおります。田舎の港町の出身で、ちょっと高級な店に勤めております。年下の私にも敬語を使ってくれる物腰の柔らかい丁寧な人なのですが、実はなかなかの暴れん坊で有名な人でもあるのです(笑)。

その板前さんが、夏に傷害事件を起こし数日間留置されました。
仕事帰りに同僚とコンビニで弁当を選んでいたところ、後ろから2人組の若者に「ジジィが弁当なんか選んでないで、トットとどけろや!」というような事を言われたらしいのです。板前さんは振り向きザマに頭突きをくらわし、その後グシャグシャに殴り、もう一人の若者はそれを見て何やら叫びながら店の外に走って逃げて行ったそうです。そして大至急警察が来て、板前さんは留置場行きであります。

数日間留置の上、略式起訴で罰金約20万の処分が下りました。書面を見せて頂いたところ、被害者は全治2週間と記載されておりました。板前さんも大人気が無かったと反省し、罰金を払い終えた後に、被害者に対し治療費と休業分の補償を自ら申し出たそうです。被害者の若者は治療が終わったら連絡すると言って、それ以降連絡は途絶えたままでした。

ところが、最近になって突然その被害者から連絡がありました。事件からもう5ヶ月も経っております。板前さんはあまりにも連絡が来ないので、もうお金は要らないのかなぁなんて考えていたそうです。そしてその若者が請求書めいた書面を持って来たのですが、額面を見てビックリ、なかなか法外な金額でありました。5か月分の治療費と休業補償として計算されておりました。

流石に板前さんも困惑し、まずは私に相談という運びに至った訳であります。大体にして全治2週間と判決文にも書かれているのに、5ヶ月分を請求してくるとは随分とナメた小僧であります。その小僧と直接会って話をしたいと思い、「次に会う時は私も同席します。」と言いました。
小僧を呼び出す際には「男同士1対1でゆっくり話し合いましょう。」と言って呼び出して欲しい、とお願いいたしました。1対1では私が同席できないだろう・・・、と板前さんが不思議そうな顔をしておりました。黙って私の言う通りにやって下さいと、お願いいたしました。

待ち合わせにはファミレスを選びました。怒鳴ったり騒いだりするつもりは毛頭ありません。私は板前さんとは別の離れた席で、お茶を飲んでおりました。例の小僧が時間に少し遅れてやってまいりました、同じ年頃の若者と二人連れで。私にとっては予想通りの結果であります。2人が着席するのを確認して、私も板前さんの隣にドカッと座りました。

「あなたは何なんですか?」焦りながら訊いてまいります。
「そっちも部外者が混ざってんだから、同じ条件だろ。」
1対1の話し合いの場に同席すると言った理由は、先方が必ず誰かを連れて来ると思っていたからであります。とりあえず先方も納得の上で、予定通り話し合いに同席する事ができました。

まずは請求額の内訳に関わる書類を出すように言いました。病院の診断書、領収書、休業証明の事であります。しかし、その類の書類は用意していないと答えてきます。じゃあ何を根拠に、この金額を請求するのかを問いただしました。先方は口ごもり答える事ができません。
「何だよ、タカリかコラ。」静かに言うと、二人とも半ベソをかいて下を向いております。タカリの真似事をする程、悪そうにも見えない若者だったので違和感を感じておりました。

「誰かに入れ知恵されたんだろ、そいつら大至急呼べよ。」
試しに言ってみたのですが、これがビンゴ!彼のバイト先の上司とやらが来る事になりました。15分ほど板前さんと談笑しながら待っていると、来ました、来ました、ロン毛に派手なサングラスをしスーツを着込んだチンピラホスト風の兄ちゃん二人組(笑)。
現れるなり自己紹介もなく、私の前でしょぼくれる二人を指差しながら「こいつ、うちの従業員なんだけど何かあんの?」と・・・。
ああ・・・、なんて口のきき方を知らない子なんでしょう、この時点で私はすっかり楽しくなってしまいました(笑)。

とりあえず、まぁ座んなさいよと座らせて、先に説明した通り診断書、領収書、休業証明等の根拠も無い請求に答える事はできないと言う旨を伝えました。
するとこのチンピラホスト、「黙って払やぁいいんだコラ!こっちも出すもん出すぞコラ、オッサン!」いきなり居直られてしまいました。
面と向かってこんな事を言われたのは何年振りでしょう。
板前さんは呆然としておりました。
私も唖然としておりました。

数秒間ボーっとして、ふと我に返りジャニさん調で「ああ、出せば。すぐ電話しちゃいなよ(笑)」と。
「上等だコラ!」なんて言いながら大至急電話を掛けはじめるチンピラホスト。なにやら、ご苦労さんです!だの何だのと会話をしているので、電話を代わるよう促しました。

「神谷と申しますが、どちらさんですか?ああ、○○会のNさん。この前誘ってもらったのに行けなくてゴメンね。次はこっちから誘うよ!揉め事?別に揉めるような事じゃないんだけどサ、この元気の良いお兄ちゃんがおさまらんみたいでさぁ(笑)。大丈夫、大丈夫、殴らないよこんな者。こっちは揉める気なんか無いから!ああ、そう言えばオッサンって言われちゃったよ(爆)。気にしてないから良いけどね。今ファミレスに居るからおいでよ、飯でも食おうよ!うん、待ってるよぉ♪」

電話の向こうは、とても仲の良い他団体の先輩だったのです。チンピラホスト君は真っ青で無言になってしまいました。ほどなく偶然近くにいたNさんが、申し訳ないねぇ的な照れ笑いを浮かべやってまいりました。まあ飯でも頼もうよと、私と板前さんとNさんで食事を注文いたしました。食べながらまた一から順に起きた事を説明したのであります。

するとNさんは板前さんに「ご迷惑をおかけしました。こいつらには私からキツく言っておきますので。」と頭を下げたのです。板前さんは驚いてしまって「手を出したのはこちらですから、2週間分のお詫びはさせていただきます。」・・・と。そこで私が被害者の若者に「休業補償要る?」と訊くと、「いいえ、結構です。すいませんでした。」との事。
「まあ、本人も要らねぇみたいだから良いんじゃないの(笑)。」

その後のNさんの説教が長かった・・・。自分から喧嘩を売るような真似をし、負けといて文句を言うとは何事か・・・。さらにチンピラの真似事でタカリをかけるとは何事か・・・。人の名前を出して解決しようだなんて根性が悪い・・・。とかなんとかで、結局私と板前さんはファミレスに4時間もいるハメになりました(汗)。

最後にウェイトレスさんを呼んで、メニューに有る物を全部持って来るように言いました。4時間もいて売り上げが少なかったら申し訳ありません。
「お兄ちゃん達、全部食って、全部払えよ!残すなよ!」
一同、「はい。」
「良い返事できるんじゃないの。そんじゃな~♪」
私と板前さんとNさんは店を後にしました。

Nさんと別れ、板前さんと二人で呑みに行きました。その席で、「これ、少ないですけど。」と言って封筒を出されました。目の前で中身を数えると10万円、そのままお返しいたしました。
「目の前で中身数えてから返すのも何なんだけど、沢山入ってたんで充分気持ちは伝わりましたから。」
「いやぁ、それでは困りますよ。」
「じゃあ今度、店でアンコウ鍋ご馳走して下さい。でっかい奴♪」
「わかりました(笑)」

良い付き合いをしたい人から謝礼を受け取る事はできません。
今回の報酬は、高級料理屋のアンコウ鍋、しかもでっかい奴!
上出来であります(笑)。

本当は好きな人を連れて食べに行きたいところですが、現状それも叶いません。仕方がないので、例の妹分を連れて行ってこようと思います。

あいつは、いつも得をしております。(-_-メ)

先日は厳しい冬についてお話しいたしました。
『師走』雪と共にやって来る恐ろしい響き、繁華街で一番忙しいシーズンであります。忘年会、クリスマス、ボーナス、学生のコンパ、そして観光客・・・これだけイベントが揃えば仕方の無い事なのでしょう。毎年恒例の事ではありますが、この時期は私共もてんてこ舞いでございます。

なぜ年末には、世の中がこんなに忙しくなるのでしょう。私が子供の頃は、正月と言えば営業している店も無く、一般企業も長めに休みをとっておりました。ですが今はコンビニもスーパーもデパートも、ほぼ休み無く営業しております。企業も決算は10月や4月ですし、正月休みも優良企業以外は昔より少なめになったと思うのです。昔のように半月も休業を強いられる訳でもないのに、年末に慌てなければならない理由が全く分りません(汗)。

私共まで忙しくなるのは世間的には喜ばしい事ではございません。ですが毎日毎日どうしてかな、と思う位に細々(こまごま)と揉め事が起きるのであります。ホステスの引き抜き、給料の不払い、ツケの未回収、オッサンの喧嘩・・・etc、全く次から次へと・・・(怒)。繁華街だけでも腹いっぱいなのですが、そこに加えて一般企業も次々に揉め事を持ち込んでまいります。
疲れてしまいます・・・ ┐('~`;)┌

企業からは、債権回収や手形絡みの案件、人手不足についての相談が激増するのです。今時期に債権を回収しようとしても、普通に取れる訳がありません。人間の心理として、年末年始にはできるだけ銭を払いたくはないものであります。それがたとえ借金であっても、払わなければならない類のものであっても・・・。人様に迷惑をかけてでも年末には銭を持っていたい、そういうものなのです。

人手不足についても同じようなものでございます。年末のクソ忙しい時期だけ増員したいなんて、随分と虫の良い話であります。今の時代、仕事を探している人間は沢山いる事でしょう。しかし、働く側の人間もその場凌ぎのバイトではなく、ちゃんとした働き口を探しているのです。企業側にも色々と事情があるのでしょうが、きちんと面倒を見てくれないのであれば、こちらも安易に人を紹介する訳にはいかないのであります。

どうしてもこの時期には皆『自分の困り事』を最前面に出してアピールをしてくるものです。慣れているとは言え、話に付き合うだけでも面倒臭いものであります。普段は疎遠な癖に、困り事がある時にだけ連絡してくる連中が結構いるものなのです。半年以上も梨のつぶてで、挨拶もそこそこに相談事を切り出されても、正直こちらも不愉快であります。自分の都合が最優先の方々がやたらと目に付くのも、この時期の特徴でございます。


この時期限定で一般の皆様には馴染みの無いお話をしたいと思います。『みかじめ料』、毎月三日に集めたという説や、揉め事を解決した後三日以内に謝礼として収める等が語源と言われております。他の繁華街の事情はよく知りませんが、私共の街では今時『みかじめ料』を払っている店など殆どありません。全く無いという訳ではありませんが、有ってもごく少数であります。

『みかじめ料』こそ無くなりましたが、この時期にだけ『注連縄(しめなわ)』を付き合いで買って頂く風習は残っているのです。ほぼ全ての組織が未だに取り扱っております。一般には暴力団の資金源などと言われておりますが、こんなもんが資金源になる訳がありません。『注連縄』で上がった利益は、組織のお歳暮代や年始の代金に充てられるのが通常であります。

『注連縄』の代金は1万~3万円、スーパーで買えば6500円位の大きめの物です。本当の原価は1本2000円しない程度だと思います。1万~3万と値段に開きは有るのですが、扱っている種類は1種類であります。まぁ相手を見て値段を決めろ、と言った話なのです。良い付き合いをしている店からは1万円、気にいらない店からは3万円といった感じで値段が決るのです。困った時だけ連絡をしてくるような奴は皆3万円コースであります(笑)。

近年はわざわざ筋者から『注連縄』を買わずに、スーパーから3千円位の物を買って店につける方が大半でございます。私も別段無理強いはいたしません。なんせスーパーで買ったほうが安いんです、不況続きで皆さん商売も大変ですからね・・・。

最近、いつも通り街を歩いておりますと、顔馴染みのマスターやママに「今年も注連縄お願いしますね♪」なんて声を掛けられる事がございます。
「うちのは高ぇからスーパーで買いなよ!」と私は必ず答えます。
「皆ノルマ有るんでしょ?何千円しか違わないんだから遠慮しないで持ってきてください♪」
こんな方々が未だに結構いらっしゃいます。(T_T)
こういう人達は逆に揉め事なんて持ってくる人達ではありません。

まだまだこんな人達がいるから、私は街を離れる決心がつきません・・・。


不況や世の中が悪くなると、私共が忙しくなります。
私共が忙しくなるのは決して良い事ではありません。
因果な話でございます・・・。


忙しいです・・・。(>.<)y-~~~

とうとう12月になってしまいました。
そして、長~い冬がやってまいりました。
私共の街にも一部、雪が積もり始めました。本州のどこかでは11月に間違って、桜が開花した地域があるという記事を目にしました。
島国といえど日本もなかなか広いものであります。

「これさえ無きゃ天国なのになぁ!」
毎年の事なのに、雪を見ると私共は皆必ずこの台詞を口にします(笑)。きっと雪が積もる地域の方々は皆同じなんだろうなぁ、と想像しております。ウィンタースポーツを一切やらない私は、正直冬が嫌いであります。

あたりまえの事ではありますが、とにかく寒いのです。
全国の天気予報を見ていると、本州では10度前後で「冷え込みがきついのでお気をつけ下さい」なんて心無い一言をアナウンサーがよく言っております。10度は秋の気温です・・・、秋ですよ、暖かいですよ(汗)。北海道では、もう少し経てば日中でも気温がプラスにならない日が続くのです・・・。本当に嫌でございます・・・。

まず厚着が嫌であります。外を歩くだけなら厚着でも良いのですが、スーパーに行っても、人の家に行っても、どこの店に行っても、とにかく暑いのであります。なぜかと言うと、こちらでは必要以上に暖房を使う習慣がございます。どんな真冬でも、家の中ではTシャツ一枚でアイスクリームを食うような土地柄なのです。だから中途半端に厚着をしてしまうと、逆に大変な目に会うのです。
外は寒いし、中は暑過ぎるし面倒臭い話であります(汗)。

道路の渋滞も深刻であります。夏場だと15分で着くような場所に、たっぷり1時間かかる事もあるのです。
私には妹のように可愛がっているホステスがおります。その娘が去年のクリスマスの夜に「家で食器を洗っていたら、手をケガしてしまった(泣)。」と電話があったのです。縫わなければならないほど傷口が深く、救急車も30分位かかるとの事でした。彼女の家は街から近いので大至急車を飛ばして迎えに行きました。途中、運転しながら携帯で指定の救急病院を調べたのですが、市内の外れも外れ隣の市の手前の病院でした(怒)。

普通に走れば1時間はかかるような遠い病院であります。夏場なら30分といった所でしょうか。もし救急車を呼んでいたら迎えに来る迄30分、そして病院まで1時間、仮に大怪我だったとしたら死んでしまいます(汗)。手の怪我とは言え、女の子の身体に傷が残るのは感心しません。私に全然似合わない冬用のコンパクトな車で大爆走いたしました。夜の冬道はスケートリンクの様なものでございます。
しかし到着するのに30分かかりませんでした(笑)。
「怖くて怪我の痛さを忘れた・・・」と本人は申しておりました。

これから観光シーズンでございます。本州からお越しの方は必ず『ホワイトイルミネーション』を見たがります。当然のように夜道はツルツルピカピカの状態、初めていらした方は確実に何度か転びます。骨折して運ばれる事も少なくないようです。折角の楽しい旅行で怪我をしていたのでは割に合いません。特にクリスマス時期、なぜかその時期中心部の病院はやっておりませんのでご注意下さい。
・・・といった事で、冬は大変な訳であります。
都会と言えど、おちおち怪我も病気もできません。


冬の嫌な部分だけグチグチとあげつらってしまいましたが、それなりに褒めるべき部分もあるのです。言うまでも無くウィンタースポーツ好きの方には、待ちに待ったシーズンであります。
たくさん楽しんでください、くれぐれも怪我には気をつけて・・・。
それに何と言っても『冬の料理』は最高であります。北の海産物は、冬が旬の物がとても多いのです。
鍋物を筆頭に海鮮料理すべてがオススメであります!

雪自体は嫌いですが、本格的に積もった後の雪景色は好きであります。街の汚い部分をすっぽりと包みネオンが一段と美しく見えるのです。意外な事にホワイトイルミネーションやネオンが一番美しく見えるのは、猛吹雪の時なのです。猛吹雪で気温がマイナスの中をのんびりと歩く気は流石にありませんが、ふと車を止めて見入ってしまう事が年に数回ございます。


色々な面で厳しい冬ですが、良いところ悪いところを挙げれば共にキリがありません。生まれた時からずっと付き合い続けている『大切な季節』であります。突然、冬が来なくなったとしたら、きっと寂しく感じる事でしょう。


一年中夏の土地を羨んだりする時もございますが、私共の土地にはメリハリの効いた四つの美しい季節があるのです。
若干効き過ぎではありますが・・・(汗)。


厳しい季節だけに、その中で見つける『喜び』も一段と際立っているような気がいたします(笑)。


やはりこの街が大好きであります・・・。(^_^)y-~~~~

前回に引き続き選挙絡みのお話です。
私個人は自民党を応援しているとお話いたしました。
なぜ自民党なのか?これといって深い意味は無いのです。

別段、自民党にこだわりがある訳でも儲け話が転がっている訳でもありません。事の始まりはただ単に、後援会関係者に顔馴染みがいて応援を頼まれただけの話なのです。商売に精を出していた時期で、知り合いを増やす為にも良い機会かなという事で参加してみたのであります。一応、不動産関係の会社をやっている事になっております(笑)。地元をこよなく愛する私には良い活動であると考えているのです。

国会議員レベルになると、後援会活動に参加したからといって、議員が何かをしてくれる事はまず有りません。地元の有力者にでもなれば何か良い事があるのかもしれませんが、我々には関係の無い事でございます。必ずと言って良いほど「何か良い事ある?」と訊かれるのですが、これだと言うようなメリットはございません。強いて言えば、色々な方々との出会いがあるという事であります。

さて、私が応援している議員はどんな人かと言いますと、まぁ・・・普通の人であります。特別良い人でもありませんし、悪い人間でもありません。欲にまみれた様子も無く、資金にも全く余裕がありません。そこら辺りも考慮いたしますと、そこそこ良い議員さんだと思っております。悪事を働くようなタマではございません(笑)。

世間一般普通に考えてみれば、自ら手を挙げてシャシャリ出てくる人間にロクな者はおりません。そういう意味では、どこの議員さんも似たり寄ったりだと思っております。社会の為に何かしようという立派な志を持った議員さんは、ほんの一握りなのでしょう。

イベントの運営等に携わると、テレビで観た事のある有名な議員に会う機会が多々あるのです。会うと言っても会話などさせてもらえる機会は少なく、挨拶をして握手をする位が関の山なのですが・・・。会話ができなくても至近距離で会ってみると、その人がどの程度の人間であるか、大体分ってしまうものであります。中には数少ない一握りの『本物』が混じっているのであります。

私が見た『本物』の議員、一人目はかの有名なムネオさんであります。あの人は本当に地元を愛しております。自分を応援してくれる人達の為になら、何でもするタイプだと思います。小柄なオッサンなのですが、素晴らしいオーラを出していました。法的に良いか悪いかは別にして、熱烈なファンがいるのも理解ができました。
私の地域に彼がいたなら、私も全力で応援したと思います。

二人目は石破茂(元防衛長官)。テレビで観るかぎり惚けた感じの人だと思っていましたが、誠実で腰の低い、腹の据わった良い男であります。勝手にトンチンカンな人をイメージしていたもので、正直驚きました・・・(汗)。国を守るという事を誰よりも真剣に考えている人です。ちなみに現職の久間防衛庁長官、会話する機会もありましたがこいつは鼻クソでございます。こんな者を重職に就けているようでは、安倍総理の能力にも疑問を持ってしまいます。

三人目は桝添要一。テレビの印象とは全く違い、明るくて優しい人であります。講演等でも来てくれた人達に理解してもらおうという、強い熱意を感じました。学者あがりとは思えない熱い男であります。日本の事を真剣に考えている良い議員さんだとは思いますが、残念な事にオーラ的な物はありませんでした。いつか大臣位になれると良いですね、応援しております。

そして最後に小泉元首相。大勢のSPに囲まれ近づく事も許されませんでした(汗)。あの人は反則であります。背は小さいですが、やばいオーラ出しまくりであります。選挙カーの上で街頭演説をやったのですが、大観衆が一瞬で呑まれてしまいました。あの人だけはモノが違う・・・、とても堅気の人間だとは思えません。私共の業界に居たとしたら、押しも押されぬ大親分になっていた事でしょう(笑)。


選挙活動は地元の自治会のお祭りのようなものであります。地主さんや商店街の人達、その家族や奥さん達が一丸となれるイベントのようなものなのです。私は自分の稼業を隠して参加しておりますが、繁華街の中では知り合う事も付き合う事も無かったであろう繋がりが、沢山ございます。人の繋がりは最強であります。商売の上でも色々とお世話になりました。仲間や後輩の就職にも随分と威力を発揮いたしました。
選挙を通じて知り合った皆様とは、これからもお付き合いを続けて行きたいものだと思っております。

議員連中とは邪魔にならない程度に付き合いをしておけば良いと考えております。新聞やニュースを見てブツブツ文句を言うよりは、政治に関わる人間に直接文句を言った方がずっと気分も良いものです(笑)。誰が議員をやっても同じだろうという疑念は、未だに払拭できません。議員に世の中を良くして貰おうとは、基本的に思っていないのです。彼らの力を借りなくても、自分の手の届く範囲は自分達で変えて行こうと思っております。


私にとって選挙とは、地元の人達との繋がりを強める為の『夏祭り』のようなものなのです。


結構、楽しいもんであります。(^。^)y-゜゜゜

来年は選挙の年でございます。
地方統一選挙と参議院選挙が行われるのであります。
私も毎回選挙には少なからず関わっております。これは私個人の目で見た選挙観でございます。

毎度の事ではありますが、選挙には有権者の約半分しか投票をしておりません。その半分の内約6割は政党関係者や後援会関係者、そしてその人達から何らかのお願いを受けた方達です。純粋な浮動票は、得票全体の中の4割程度と考えるのが妥当でしょう。

有権者全体で考えてみましょう。浮動票が得票の4割とは聞こえが良いような気がいたしますが、有権者全体で考えればたったの2割でございます。つまりは毎回どの政党を応援するか決めていない人は10人の内で2人、そして応援する政党を決めている人は10人の内で3人、選挙に行かない人が5人という事になります。

固定の政党支持者は10人中3人となります。
さて、この内訳は?という所でここまで10人を例にして計算した事の間違いに気がつきました・・・すいません(汗)。物凄く大雑把に考えると、自民党5、公明党0.5、民主党3、その他1.5、こんな感じでございます。
突然100人で考える事にします・・・(-_ゞ
100人中で、自民党が15人、民主党が9人、公明党が1~2人、その他4~5人・・・、どこも応援してないが投票に行く人が20人、投票にすら行かない人が50人。

なんと日本の政権与党『自民党』を支持しているのは、100人中で僅か15人であります。たったの15%・・・、選挙に行かない50%の人達の3分の1以下の人数なのです。この事実に皆様はお気づきでしょうか。これはあくまで簡単な試算ではありますが、大きく間違ってはいない筈なのです。マスコミも小ズルイのか、本当に馬鹿なのか、それとも情報操作なのかは知りませんが、こういった数字をあまり電波に乗せようとはいたしません。

たかだか15%の支持であれだけ威張りくさっている『自民党』、政権を奪うと必要以上に騒いで実はたったの1割にも応援されていない『民主党』、これが2大政党と言われているものの真の姿であります。ここで「目糞鼻糞だな!」なんて笑っている場合では無いのです。なぜこんな不自然な事が起こっているのか・・・、ここが大きな問題であります。
笑い事ではありません。

なぜ有権者の15%程度の支持で日本の舵取りができるのか?
これは全体の50%にも及ぶ人達の『無関心』が生んだ悲劇であります。日本の政治の大原則は『選挙』であります。単純に総数の50%をカットすると自民党の持つ15%が実質30%の力を持つことになるのです。あとは浮動票を取り込めば『選挙』では大勝できる事になるのです。

無関心層の方々は「誰を選んでも同じだろ!」と必ず仰います。その通り、誰に投票してもいきなり政治が変わるなんてありえません。ましてや、どれもこれも代わり映えのしないゴミのような者でございます。生ゴミ、大型ゴミ、燃えないゴミ、この中で一番好きなゴミはどれですか?という話になってしまいます。
結局はゴミな訳ですから、好きも嫌いもございません。

「行っても無駄だから行かない。」いたって当然の理屈であります。では、もし行って無駄じゃ無ければ投票所まで足を運んで頂けるのでしょうか。無駄じゃないからといって、じゃあメリットは有るのかと訊かれると、そこは難しい所なのですが・・・(汗)。御自分の1票を無駄にせず、むしろ抗議色を強める方法が在るというお話です。
売るのではありませんよ(笑)。

投票用紙には『必ず誰かの名前を書かなければいけない』というルールが無いのであります。いわゆる『白票』という奴です。
「こんな馬鹿共の中から地元の代表なんか選べるかよ!ボケッ!カスッ!」という意味合いを持っております。投票する意志が有り投票所にやって来て、わざわざ白票を投じるのですから間違いなくそういう意味でございます。マスコミは都合よく『もの言わぬ票』などと阿呆な事を報じますが、明らかに『皮肉』と『抗議』の意思表示なのです。

今現在、白票の存在が騒がれていないのは、白票の総数が単純に少ないからであります。まだ私が十代の頃『白票の会』なるものの存在を耳にした事があるのですが、最近はその名を聞く事もありません。志が折れてしまったのでしょうか、実に残念な事であります。

この『白票』という代物。実は数が増えると絶大な力を持つ代物に、化ける事ができるのです。私も選挙に携わるまで深く知りませんでしたが、議員連中も後援会組織も皆『白票』の増減にはビビッております(笑)。誰の敵だか判らない者が、不満分子として確実にその数だけいる訳であります。その数が増えれば増えるだけ、大きな不安と脅威を議員に与える事ができるのです。いつ白票を投じた人間が声を掛け合い団体を組織し、自分を引きづり降ろしに来るか判らないのですから。

余程、潤沢な資金を持っている議員ではないかぎり、地元での反対運動は命取りであります。その先の政治活動も不可能に近い状態になる筈です。反対運動やリコール運動とは、その位威力を持っているのであります。『白票』は不満分子である事に間違いはないのですが、行政に不満があるのか、候補者に不満があるのか、一体何に対しての不満なのかが全く判らないものなのです。得体が知れない・・・、それが最大のキーポイントです。

どの層をターゲットに修正していけば良いのか議員は判断ができなくなります。とりあえず不満分子を減らすには、地元の誰からも愛されるような良政を行わなければいけません。結果オーライではないでしょうか。地元を良くしてくれるのなら大歓迎であります。
政治家という生き物は選挙に勝つ為ならば何でもします。そして選挙に負ける事に異常なまでに恐怖しております。選挙に負ける恐怖、政治生命を絶たれる恐怖を煽ってやれば、割と一生懸命働くものなのです。

政治に関して不満を持っている方が殆どと存じております。
ニュースや新聞を見て愚痴や文句を言っていても何も変わらないのであります。投票を拒否する事は、文句を言う権利も放棄する事になるのです。選挙にすら行かず文句だけ言うのでは、筋が通りません。政治に興味なんぞ持っていないとしても、不満を持っているのならば、是非選挙の際は投票所まで足を運び『白票』を投じて下さい。


『白票』は「ふざけるな、コラッ!そろそろ暴動起こすぞコノヤロー!」という意思表示でございます(笑)。
『白票』が増えに増えれば、必ず何かが変わります。


私個人は自民党を応援しております。
そこに政治的思想はありません。
政治家を利用して商売をしている訳でもございません(笑)。

その理由はまた後日・・・。(^_-)

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